結果は2時間48分59秒で自己ベストは更新できませんでしたが、安定してサブ50(2時間50分切り)を出せるようになりました。
君よ、勝田の風になれ。第64回 勝田全国マラソン。 |
レース前
昨年の勝田は当時の自己ベストを出した走りやすいコースだったので、今年も自己ベスト更新を期待してエントリーしました。
昨年はつくばより5分早く走れたので、エントリー当時の作戦では、つくばで3時間5分を切って、勝田で初サブ3、…と想定していたのですが、既につくばでサブ50(2時間50分切り)を達成してしまったので、今回は特に目標は設定せず、フルで力を出し切るための練習と位置づけました。
エントリー当時は自己ベストが3時間10分台だったため、今年もCブロックとなり、グロスタイム更新を狙うのは現実的ではないという面もあります。
来年は別府大分に出るつもりで、しばらく勝田は走らないことになるので、一旦の区切りとして楽しもうと思います。
気になる点は、毎回フル1週間前に21km走って調子を確認するのですが、今回は4分24秒/kmしか出ませんでした。つくばの1週間前は3分54秒/kmだったため、今回はつくばの時ほど調子は良くないかもしれません。1月は月間450kmペースで練習していたため、足の甲を痛めてしまったことが原因と思われます。
1週間の疲労抜きに入りますが、はたして結果は…。
レース当日
数日前まで天気は雨か雪の予報でしたが、当日は晴れて風もそれほど強くなく、マラソン日和になりました。
また、1週間サロンパスを貼りながら過ごしたら、足の痛いところはだいぶ落ち着いてきました。
数日前の雪は融けており、会場には雪だるま。 |
冬のレースで、交通規制も4時間で解除されるためか、スタートは10時30分とゆっくりです。
3時間前の7時30分に会場入りし、1時間前の9時30分にCブロックの先頭に並びました。
参加賞は今年も完走いも。 |
準備運動をしながらスタートを待ち、ふと周りを見回すと、おっさんランナーTシャツを着た方が!ご挨拶させて頂きました。
つくばでは40kmでエネルギー切れを起こしたため、今回は前のポケットに粉ヴァーム2本、後ろのポケットにジェル1本を忍ばせました。
スタート整列のプラカードに「青春の汗。勝田マラソンとの出合い。」と書いてあります。勝田のキャッチフレーズはガチな感じがして好きです。
勝田マラソンのコースは、昨年と同様、常磐線勝田駅付近の石川運動ひろばを発着点とし、ひたちなか市と東海村を走る周回コースです。小刻みなアップダウンはありますが、長い坂や急な坂はなく、1月の涼しい気温もあって、つくばマラソンと同じくらい記録の出やすいレースだと思います。
レース展開
0km~5km 20:20 (4:04/km)
1km 4:31
2km 3:55
3km 3:58
4km 4:01
5km 3:55
スタートロスは46秒。昨年と同じCブロックですが、ブロックの先頭に並んだため早く通過できました。
スタート直後は2車線の道でしばらく渋滞し、キロ5分近くかかります。1km手前で右折し、大通りに出てからは追い越す隙間ができます。
できればグロスでも自己ベストを更新したいところなので、遅れを取り戻すためにペースを上げていきます。
また、つくばマラソンでは前半抑えて走ったら足に余力を残してしまったため、前半からキロ3分台で走ったらどうなるか試してみたかったというのもあります。
天候や気温などのコンディションは、驚くほど昨年の勝田マラソンとよく似ています。1年前と違うのは、自分の走力、のはず。つくばと違いペースに迷いはなく、自信を持って走っていきました。
5km~10km 19:20 (3:52/km)
6km 3:51
7km 3:57
8km 3:51
9km 3:49
10km 3:54
Bブロックの人をどんどん抜かしていきます。7km過ぎで国道に出てからはさらにペースを上げました。
調子がいいので自己ベスト更新を目指せそうですが、グロスでも更新するためには46秒の遅れを取り戻さないといけない、という焦りがありました。
同じクラブの方を見つけ、エールを送ります。後で聞いたところ、ハーフのようなペースで抜かしていったとのこと。ここでのオーバーペースが後半効いてくることになるのです…。
10km~15km 19:33 (3:55/km)
11km 3:54
12km 3:56
13km 3:53
14km 3:44
15km 4:04
13km手前から下り坂が始まり、最速ラップの3分44秒が出ました。14km過ぎからは登り返すため、ペースを落として登っていき、ラップは少し落ちます。
15km~20km 19:53 (3:59/km)
16km 3:57
17km 3:58
18km 4:05
19km 3:55
20km 3:57
急な上り坂は終わりますが、18kmまで緩やかな登り坂が続きます。加えて、今年はわずかに向かい風を感じ、さらに減速しました。
16kmの給水所手前で粉ヴァーム投入。まずヴァームを口にしてから水と一緒に飲み込もうとしたのですが、粉が喉に入ってむせてしまいました。
20km~25km 20:04 (4:01/km)
21km 4:02
22km 4:02
23km 4:03
24km 3:58
25km 4:00
ハーフ通過は1時間23分30秒で、つくばより2分近く早く通過しました。
後半上げれば46分台も狙えるかと思いましたが、普段ほど足が残っていないことに気付き、ここまで体感的には同じペースで走っていましたが、意識的に減速しました。
どうやら、今の自分の走力で前半をとばすと、エネルギー切れよりも足に来るみたいです。小刻みなアップダウンが続きますが、昨年より登り坂が重く感じます。
25km~30km 20:03 (4:01/km)
26km 4:01
27km 4:02
28km 3:57
29km 4:03
30km 3:59
いったん陸橋を登って下ると、しばらくフラットな区間が続きます。
ラップタイムは20~25kmと同じですが、登りがないぶん、実質的には遅くなってきています。昨年は沿道の私設エイドにお礼を言う余裕がありましたが、今年は余裕はなく、よく目立つ公式給水所しか寄れませんでした。
26kmでジェル投入。
30km~35km 20:14 (4:03/km)
31km 3:56
32km 4:05
33km 4:07
34km 4:05
35km 4:01
足がどんどん辛くなってきます。30km地点の時計を見るとつくばよりわずかに早く通過しましたが、もはやベスト更新を期待できる状態ではないので、このまま最後まで歩かずに完走することを目標にしました。
キロ4分を維持できなくなり、精神衛生上よくなかったので、ここからは1km毎にラップを確認するのをやめ、維持できそうな感覚のペースで走りました。
31kmの給水所手前で最後の粉ヴァーム投入。30分後の38km過ぎで効果が出ることを期待してこのタイミングです。また粉でむせてしまいました。次回のレースでは給水を口に含ませてから飲もうと思います…。
34km前後ではアップダウンが始まります。1回登ったと思ったらまた下り、計3回の登り坂を通ります。昨年は後半型の走りだったので気になりませんでしたが、今年はつらく感じました。
35km~40km 20:31 (4:06/km)
36km 4:06
37km 4:09
38km 4:04
39km 4:07
40km 4:03
35kmでアップダウンは終わり平坦な道になりますが、さらにペースは落ち、キロ4分5秒前後がやっとでした。昨年は35〜40kmのラップが最速でしたが、今年は逆に一番遅くなってしまいました。
37kmで最初の大通りに戻り残り5km。再びアップダウンはありますが、34km前後ほどではありません。
この頃、周りはAブロックとBブロックばかりで、他のブロックはいません。25kmあたりまではCのゼッケンを何人か見ましたが、その後は脱落していったようです。そんな中、Cブロックの自分が走っていたことで、「早いぞCブロック!」と応援してもらえました。
40km~42.195km 9:00 (4:06/km)
41km 4:07
42km 4:06
40km通過はちょうど2時間40分弱。残り2.195kmを10分で走ればネットタイムで2時間50分が、9分で走ればグロスでも2時間50分が切れそうです。
8分30秒が出せれば自己ベスト更新できますが、足は復活せず、ペースを上げることはできなかったので、最後まで歩かず走りきることを目標に、そのままのペースで刻んでいきます。
足は力が入りませんが、エネルギーは途中でヴァームを飲んだおかげか、つくばのようなガス欠は感じません。心拍数も低い状態で推移しています。
41km地点で長い直線が終わって左折し残り1kmですが、やはりペースは上がりません。
最後は完走いものポーズでゴール。
ゴールはネットタイムで2時間48分59秒と、つくばマラソンから24秒遅くなりました。また、グロスタイムでも2時間50分は切ることができました。
グロスタイム 2:49:44
ネットタイム 2:48:59 (4:00/km)
前半ハーフ 1:23:30 (3:57/km)
後半ハーフ 1:25:28 (4:03/km)
コースとタイム。後半ほどペースが下がる失敗レースでした。 |
ラップタイム。つくばのラップを逆に並べたような展開になりました。 |
ゴール後は会場で応援。知り合いを探しましたが会えず…。 |
記録速報が掲示されていました。Cブロックでサブ50は私一人みたいです。 |
レースを振り返って
後半になるほど次第にラップタイムが落ちてしまう、失敗のレース展開でした。
感覚的にはつくばと同じようなペースのつもりでしたが、前半追い風のこともあり、実力以上のペースで入ってしまったのだと思います。
タイムはつくばとほぼ同じで、2回目の2時間50分切りも達成できましたが、ゴール時の余力はつくばほどなく、自分は後半型が向いているとわかりました。
つくばの前半は「サブ3を目標に、感覚的に楽なペースで走ろう」と考えて結果として4分/kmで走ったのに対して、今回の前半は「つくばを4分/kmで最後まで走れているのだから、今回も4分/kmで走れるはず」と考えたために、4分/kmをクリアすることにこだわりすぎてしまい、実際は4分/kmよりも若干早いペースで入ってしまったことが敗因です。
また、つくばは入念に疲労抜きをしましたが、今回は特に目標を設定していなかったため、直前まで普段通り走っていたことも自己ベストを更新できなかった原因のひとつです。
一方で、クラブのコーチに結果を報告したら、自己ベストの2番目のタイムを更新できたことにも意味はあるとのこと。
まぐれで1回だけ早いタイムを出す人がたまにいるそうですが、2番目のタイムは本当の走力の証になるそうです。つくばのサブ50がまぐれではないとわかったことが今回の収穫かもしれません。
このまま記録更新を続けていって福岡国際出場を目指そうと思っていましたが、2時間40分はそれほど簡単ではなく、まだまだ遠いことを思い知りました。
今シーズンのフルは静岡・佐倉・かすみがうらが残っていますが、個々のレースに照準を合わせて記録更新を積極的に狙うよりも、1年後の別府大分を見据えて、キロ3分45秒に長く耐えられる足づくりを基礎から長期的に取り組んでいこうと思います。
表彰式。優勝賞品は完走いも42.195kgだそうです。食べきれるのか!? |
装備
- シューズ: Nike Air Zoom Streak 5
- SAVAS ピットイン エネルギージェル 1本
- スーパーヴァーム パウダー 2本
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