2018年9月16日日曜日

第36回 ニセコマラソンフェスティバル

今年も北海道旅ラン第二部のスタート。初日はニセコの山々を眺めながら走る険しい坂道のレースに出場し、初めての表彰台に登りました。



出場の抱負


今年も少し遅い夏休みをとって北へ旅ランに出発しました。

昨年は仕事の都合で北海道マラソンから一旦帰って再び北海道に来ましたが、道マラから間を空けることで体力が回復し、より旅ランを楽しめたため、今年も同じように道マラと分けて北海道へ2回来ることにしました。

今年は9月の第3週になったので期間中に道内で開催されるレースを調べると、昨年台風で船が欠航になりDNSにしたニセコマラソンが開催されるようで、せっかくなのでリベンジすることにして今年もエントリーしました。

標高差300mの険しいコースなので昨年は風景を楽しむファンランにするつもりでしたが、今年は船で休んでから北海道に上陸する初日で体力が万全の状態で走れるため、険しいコースなりに追い込んで、自分に出せる最速のタイムを狙うことにしました。

レース前


北海道マラソンから一旦帰って、次の北海道に向けて準備していると、北海道胆振東部地震が発生し、全道停電で大きな被害を受けたというニュースが流れました。

状況によっては今年は中止を考えましたが、徐々に復旧が進んできており、少しでも観光に貢献しようと思い、予定どおり北海道に向けて旅ラン第二弾に出発しました。

もし余震で再び被害が発生した場合でも地元の人になるべく影響を与えないよう水と食料は多めに持ちました。

今年も少し遅い夏休みで北海道へ。

1年ぶりの苫小牧。

街の明かりは普段より少なくなっていた。

フェリーで北海道入りし、苫小牧に入港。節電要請中のため街の明かりは普段よりも少なくなっていました。特に店の看板に明かりがついていないと夜はどこに何の店があるのかわかりにくかったです。

例年どおり初日はみよしので夕食。レース前日には毎回カレーを食べるという川内優輝さんの真似をして明日のレースに備えました。

上陸したらみよしの。

カレーと餃子で明日に備える。

レース当日


朝起きてからニセコ入り。昨年のシベチャリもそうでしたが、大会会場すぐに駐車場があるのでアクセスは楽です。

会場すぐの駐車場。

羊蹄山が大きい。

ゼッケンは事前送付でスタートまで特にすることがないので、会場を散歩しました。

会場案内図。

ゴール地点を下見。

キロ3分未満の選手は出場しないらしい。

スタート時間が近づいてきてから町民運動場でアップし整列します。

雲は多いですが日差しを感じて蒸し暑く、今年の北海道マラソンのように走るには厳しい気象条件になりそうです。

町民運動場を軽く走ってアップ。

スタート地点に整列。

ニセコマラソンのコースはニセコアンヌプリの麓で全体的にアップダウンが続いて累積標高差は350m程度。特に8km~14kmは200mの登りが続くため試練になりそうです。

7km地点で踏切を渡りますが、スタート19分後くらいに電車が通過するため、キロ2分40秒くらいで走ると踏切にひっかかってしまうので気を付けるよう注意喚起がありました。




レース展開


0km~5km 19:30 (3:54/km)

1km 3:52
2km 3:58
3km 3:52
4km 4:01
5km 3:46



先頭付近からスタート。最初から緩い登り坂が続くため、中盤の坂に備えて序盤は抑え気味に入ることにしました。

先頭は1人のランナーが抜きんでた速さで飛び出しており、その後を第二集団が続いたため、第二集団に着いていきます。

少し進むと路面にはチョークで書かれた応援メッセージが始まります。交通量の少ない道でないと準備できないと思いますが、こういう大会は初めてで新鮮でした。

3.5kmの折り返しまで緩い登りが続きますが、第二集団に続いてキロ4分以内を保っています。折り返しを過ぎて少しずつ離されていきますが、見えなくならないよう続いていきます。

5km~10km 20:31 (4:06/km)

6km 3:53
7km 3:41
8km 4:05
9km 4:20
10km 4:31



5km過ぎで最初の給水所。暑いので水を飲んでからかぶって冷やします。

給水所を過ぎると7kmまで下り坂が続くのでスピードを上げますが、下った分だけ後で登らないといけないので素直に喜べません。

7km地点の有島踏切を渡るとコース沿いを流れる尻別川の眺めがきれいで、レース中でなければゆっくり眺めたいと思いました。

8km地点でニセコ大橋の下を過ぎると、いよいよ6km続く登り坂が始まりペースが落ちます。登りは急斜面と緩斜面が交互に続くような感じで、急斜面で心拍数が上がりますが、緩斜面で一息つきながら進んでいきました。

10km~15km 21:34 (4:19/km)

11km 4:23
12km 4:36
13km 4:34
14km 4:20
15km 3:41


長い登り坂が続きます。少し先を進んでいる第二集団からこぼれて歩き始めるランナーも出てきました。

坂はきついですが目の前のニセコアンヌプリの眺めはよく、途中で気分転換に写真を撮りました。


ニセコアンヌプリの麓で登り坂が続く。

13kmで道道343号に出ると登りはもうすぐ終わりますが、息も足も追い込まれていて、「もうこんなに高低差の激しいレースにエントリーするのはやめよう」と思いながら走ります。

「14kmで下りに転じたら1kmは休憩に4:30/kmくらいで走っていいから、もう少しだけ頑張ってくれ」と足にお願いをしました。

道道を右折して再び農道に入るとコースは下りに転じ、急に楽になりました。

これまで登ってきたぶん周りの山々の眺めも良く、気持ちよくスピードを上げていきます。足も「この詐欺師!」と文句を言うこともなく、3:40/kmまでペースアップに応えてくれました。

15km~20km 19:51 (3:58/km)

16km 3:45
17km 3:33
18km 3:55
19km 4:38
20km 3:59


ニセコの山々を眺めながら爽快に下っていきます。

ハーフでこんなスピードを出したことはなく、先ほどはもう高低差の激しいコースに出たくないと思っていましたが、登りで苦しめられたぶん、この下りの楽しさはやみつきになりそうです。

18km過ぎで再びニセコ大橋の下と過ぎると下りは終わり、今度はニセコ大橋まで最後の登りが始まります。下りでスピードを出しすぎたぶん足がダメージを受けており、最後の登りは先ほどよりもペースが落ちてしまいました。

しかし、この登りで後ろから聞こえていたランナーの足音が聞こえなくなり、ペースが落ちたなりに健闘できていると思います。

登り終えて道道66号に出るとコースは歩道の上に変わります。交通規制はされていませんが、交差点ではランナーを優先的に通行させてもらえました。


20km~21.0975km 4:24 (4:00/km)

21km 4:01


最後にニセコの市街地を抜けてスタート地点の運動場に向かいます。

アップダウンで足が張っており、前後のランナーとはだいぶ間が空いて順位変動はなさそうなので、ラストはあまり追い込めずにそのままキロ4分でゴールしました。

ゴール地点。ラストは単独走になった。

グロスタイム 1:25:50 (4:04/km)

タイムは85分を切れず平凡でしたが、仙台ハーフ以上の心拍数で追い込めており、アップダウンを考慮すると81分相当の出来だったのではないかと甘めに考えます。

レース後


ゴールして完走証を受け取ると、なんと年代別3位!

6位以内には入ってそうだと思いましたが、初めて表彰台に登ることになり驚きました。

少ししたら表彰式が始まり、賞状とメダル、副賞のお菓子詰め合わせを頂きました。

結果速報。

表彰台のイメージ。別の年代なので3位にいるのは私ではありません。

初めての賞状と銅メダル。

また、道外からの参加者には遠隔地賞で同じくお菓子詰め合わせがもらえるためなかなか豪華です。

副賞と遠隔地賞のお菓子詰め合わせ。

道外からの参加者には遠隔地賞。

表彰式を終えたらニセコ駅前の温泉、綺羅の湯へ移動。参加賞に入浴無料券がついていたのでランナーで混雑していました。

綺羅の湯で走った汗を流す。

参加賞にはニセコ町内で使える500円分のクーポンもついていたので、温泉にあるパン屋で昼食をとりました。

ニセコクーポンで昼食。

先ほど走ったニセコ大橋。

レース後は北海道一周の旅ランに出発。

今年は時計回りと反時計回りのどちらにするか悩みましたが、反時計回りだとニセコを昼に出て稚内まで移動するのは難しいため、時計周りにして十勝方面へ移動しました。

夕食は3年ぶりに帯広の食事処おざわでザンギ定食を食べました。

3年ぶりに帯広の食事処おざわへ。

ザンギ定食。帯広に来たら食べたいおいしさ。

明日は十勝平野を眺めながらナイタイ高原牧場を走ります。

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