出場の抱負
つくばマラソンは2013年以降毎年出場しています。
暑さが苦手なので以前は11月の気温では記録を狙えませんでしたが、北海道マラソンを走るようになってから秋に最初のピークが来るようになり、シーズンベストはつくばで出すことも多くなりました。
今シーズンは別大が本命ですが、季節外れの暑さになったり、インフルになる可能性もあるので、後があるとは思わずに、つくばを最初の本命と思って挑むことにしましたが…。
直前のコンディション
10月の水戸黄門から、天童、将門と3週連続レースで刺激を入れ、直前の調整では楽なペースで3:45/kmを出せたので、今シーズンこそ2時間40分を切れるかもしれないと期待しました。
ところが、直前になると当日は20℃と季節外れの暑さになる予報が出て、やる気を失ってしまいました。
幸い、雨が降る予報なので少しはマシかもしれませんが、11月下旬なのに北海道や水戸黄門と同じようなコンディションになってしまったので、2時間30分台を狙うのは厳しいかもしれません。
また、今回はヴェイパーフライ4%フライニットで走り、NEXT%は別大まで最高の状態を温存するつもりでしたが、フライニットは雨に弱くヴェイパーウィーブは雨に強いと聞くので、予定を変更して今回からNEXT%を投入することにしました。暑いので記録は期待しにくいですが、もし今年の別大のように暑くても調子が良かった場合にやっぱりNEXTを履いておけばよかったと後悔したくなかったのです。
ヴェイパーフライNEXT%、一度も試走せずいきなり実戦投入。 |
レース当日
タマ吉さんと合流して会場入り。今年の道マラではタマ吉さんの後半のペースアップに着いていけず大差で敗れたので、今回は一矢報いたいところです。
会場入り。つくばで雨は初めて。 |
雨は降り続いていますが、レース中には止んで気温も上がる予報になってしまったので、蒸し暑さとの闘いになりそうです。
雨は止んで気温も上がる絶望的なコンディション。 |
今年からつくばの整列はA1ブロックとA2ブロックに分かれ、A1ブロックは持ちタイム2時間53分以内でそれほど人数は多くないおかげで、普段より遅く整列しても前のほうに並べました。
整列していると雨は強くなってきましたが、その場でアップをしながら待ちました。
レース展開
0km~5km 18:44 (3:45/km)
1km 3:37
2km 3:43
3km 3:53
4km 3:44
5km 3:47
目標の2時間40分を切るには3:47/kmが必要になります。ヴェイパーフライでフルを走るのは初めてで、3:47/kmで走るとどれくらい消耗するかわからなかったので、走りながら様子を確認します。
周りのランナーは勢いよく飛び出していきますが、つくばは毎年ハーフを過ぎると急に失速するランナーが多いため、周りを気にせず自分のペースで刻んでいきました。
5km~10km 19:13 (3:51/km)
6km 3:50
7km 3:47
8km 3:51
9km 3:50
10km 3:54
雨は次第に小降りになって暑くなってきたためか、5kmを過ぎてもあまり調子が上がりません。
これまでズームフライで走るとほぼ35km前後でハンガーノックになり、ヴェイパーフライで走った将門に至っては10kmでバテてしまったため、今日の気温で無理にペースを維持すると同じような目に遭うのではと思ってしまいました。
今回はヴェイパーフライを試すつもりで、無理をせず楽に維持できるペースで走ることにしました。
10km~15km 19:21 (3:52/km)
11km 3:52
12km 3:55
13km 3:47
14km 3:49
15km 3:58
ペースを落としたため、周りのランナーに抜かされ始めます。
昨年もこのあたりでペースが落ちかけていましたが、所属クラブのコーチを見つけて着いていったらペースを上げて走ることができました。
今年も誰かを目標にして着いていけばペースを上げられたかもしれませんが、やはりズームフライで毎回35kmに訪れる壁がヴェイパーだともっと早く来るのではと怖くなりました。
15km~20km 19:16 (3:51/km)
16km 3:53
17km 3:53
18km 3:55
19km 3:45
20km 3:50
今回は17.5kmの給水所でカロリーメイトゼリーがあるとのことだったので、普段はジェルを2本持ちますが、1本だけにしました。
ところが、給水所でカロリーメイトを取るのに失敗してしまいました。厚底はカロリー消費が激しいようで、ジェル1本だけで走ったかすマラは30kmでバテたので、このままでは今回も失速は必至です。代わりにあんパンがあったので取って食べながら走りました。
京都で八ツ橋を食べながら遊んで走った経験も、本番レースで活きることもあるようです。
20km~25km 19:13 (3:51/km)
21km 3:48
22km 3:47
23km 3:53
24km 3:52
25km 3:53
ハーフ通過は1時間20分42秒。2週間前の将門から2分、別大からも1分遅れてしまいましたが、ここまで抑えたぶん、余力は十分に残っています。
昨年はここからペースアップしましたが、反動で30km以降は落ちてしまったため、今回はもう少し温存することにして黙々と刻んでいきました。
25km~30km 19:25 (3:53/km)
26km 3:53
27km 3:53
28km 3:57
29km 3:50
30km 3:52
抑えて走っているためか、25kmが来るのが早く感じ、まだ普段の15kmくらいの感覚でした。
このまま35kmを普段の25kmくらいの感覚で迎えられれば、ここ最近の失速の恐怖を克服できそうです。
29km過ぎで反対車線のタマ吉さんとすれ違い、ここで油断すると道マラのように喰われると思いました。
30km~35km 19:44 (3:57/km)
31km 3:57
32km 4:05
33km 3:55
34km 3:55
35km 3:53
30kmを過ぎると畑の中の道で北から向かい風を受けます。
水戸黄門では30km過ぎからペースを上げたら35kmで脱力してしまったため、まだ頑張るところではないと言い聞かせて、風に逆わずペースを落として温存していきました。とは言え32kmのラップは4:05で初めて4分を超えたので落としすぎました。
32kmの給水所でショッツ投入。ここを過ぎると風は止むのでペースを戻します。
NEXT%はズームフライや4%フライニットより疲れにくいのか、ここまでペースを抑えていたとは言え普段の32km過ぎと比べると段違いに足が残っています。
35km~40km 19:38 (3:56/km)
36km 4:04
37km 3:48
38km 3:52
39km 3:57
40km 3:56
35kmを過ぎると再び北からの向かい風になるのでペースを落とし、36kmの登り坂を過ぎたらラスト6kmは解禁することにしました。
周りのランナーをごぼう抜きが始まりましたが、周りは失速しているランナーが多かったようで、ペースを上げたつもりで錯覚していましたが、実際のラップはあまり上がっていませんでした。
40km~42.195km 8:16 (3:46/km)
41km 3:51
42km 3:46
42.195km 0:39
40km通過は2時間34分34秒。
残りは9分30秒(4:20/km)まで落ちても自己ベストの更新はできますが、余力は十分にあるのでスパートを始めました。
最初と最後だけ3:45/km。 |
周りのランナーを一人ずつ抜かしながらトラックに入ると、2時間43分台のつもりでしたが42分台の時計が見えたので、最後はもう一段スパートをかけてゴールしました。
グロスタイム 2:42:51
ネットタイム 2:42:50 (3:52/km)【PB】
前半ハーフ 1:20:42 (3:50/km)
後半ハーフ 1:22:08 (3:54/km)
レースを振り返って
目標の2時間40分にはまだ3分及びませんでしたが、別大での自己ベストから1分以上更新しました。
また、厚底で走るようになってから毎回ハンガーノックになっているので今回は抑えた結果、初めて厚底でもバテることのないままゴールできました。
最後までジョグのような走り方で、バテなかった代わりにゾーンに入ることもなく、実際に平均心拍数は149と普段のジョグ並みに低かったです。
そのような走り方でも3:52/kmが出るのはヴェイパーフライの性能に頼り切った感があり、力を出し切っていないので自己ベストを更新した実感があまりありません。
今回は守りの走りになってしまいましたが、厚底ハンガーノックの恐怖は克服できたと思うので、次の別大は攻めに転じようと思います。
心拍140台でフル完走は初めてかも。 |
なお、昨年は同じコースをズームストリーク6で走りましたが、それと比較して0.86%早くなりました。疲労は昨年より段違いに軽いので、ランニング効率という点ではもっと向上していると思います。
帰りながら応援。 |
昼ごはん。 |
今回の装備
- Nike ZoomX Vaporfly NEXT%
- Oakley Radarlock - Slate Iridium
- GARMIN ForeAthlete 935
- shotz 1本
- スーパーヴァーム パウダー 2本
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