今まで最長42kmしか走ったことなかったので不安でしたが、ペースを抑えて走ればなんとかなりました。天気よく、風景も楽しめました。印旛沼は普段から練習で走ってるコースですが、一人だと追い込んでしまいあまり楽しむ余裕はなかったので、こういうマラニックも良かったです。
今回は、ラン友「ださべさん」の誘いで、印旛沼60kmのコースをマラニックで正月に走ることになりました。
メンバーは、ださべさんのラン友「よーじさん」と、特別ゲストとしてランニング界で有名なブロガー「おっさんランナーさん」もご夫妻で参加されることになりました!
コース紹介
今回、ださべさんに企画して頂いたコースを紹介します。安食駅を出発し、いったん利根川に行ってからから印旛沼(北印旛沼・西印旛沼)を経由して東京湾に抜けるルートで、ずっと印旛沼に関連する水辺を60km走ります。
今回はマラニックということで、名前のとおりマラソンとピクニックを合わせたような感じで、キロ6分程度で楽しみながら走ることになりました。
これまで最長でも42.195kmしか走ったことがなかったので60kmも走れるか不安でしたが、一方で一人で走る時は追い込んだペース走しかしたことがなく、ゆっくり楽しみながら走るというのも初めてでした。
安食駅→利根川
スタート地点の安食(あじき)駅に集合し、それぞれ自己紹介してから10時過ぎに出発しました。
安食駅。ここから印旛沼を通って東京湾を目指す。 |
ださべさんの先導で、まずは北上して利根川合流点に向かいますが…、キロ6分を予定していたのに、いきなりキロ4分40秒で突っ込みました。ストップがかかり、先頭はよーじさんに交代してGPSウォッチでペースを確認しながら走っていきます。
ださべ隊長の先導でスタート。フォームがキロ6分に見えない。 |
コンビニを出てすぐに堤防を登ると利根川との合流点です。
利根川の堤防を登る。遠くには筑波山が見える。 |
利根川の河川敷も走れば気持ちよさそう。 |
利根川→長門川→北印旛沼
ここから折り返して長門川を北印旛沼に向かって進みます。長門川は川沿いに道はないので近くの道を走っていきます。
合流点から5kmほどの酒直水門まで進むと印旛沼サイクリングロードが始まり、ここから東京湾まで沼と川沿いを走っていくことができます。
酒直水門から1kmほどで長門川が終わり、北印旛沼の広大な風景が目に入ります。おびただしい鳥の群れが飛び立っていきました。
北印旛沼。おびただしい数の鳥が飛んでいく。 |
北印旛沼を眺めながら走っていきます。今回、キロ6分でゆっくり走るのは初心者の頃以来で新鮮でした。呼吸は楽なので普通に会話をしながら走っていけます。
北印旛沼の広大な風景を走る。 |
北印旛沼→印旛捷水路→西印旛沼
北印旛沼の西側を半周すると国道を横断し、サイクリングロードは印旛捷水路に入ります。ここは北印旛沼と西印旛沼をつなぐ人工の水路ですが、天然の渓谷のような風景を走ることができます。
西印旛沼を抜けて印旛捷水路へ。 |
天然の渓谷のような風景だが人工水路。 |
印旛捷水路を抜けると西印旛沼に出ます。すぐに双子公園があり、近くのコンビニ閉店跡地に自販機もあるので、休憩にしました。
休憩していたタクシー運転手が「どこまで行くんだい?」 と聞いてきたので「東京湾」と答えると「はぁ!?」という答えが返ってきました。
双子公園→佐倉草ぶえの丘→印旛沼サンセットヒルズ→佐倉ふるさと広場
ここからしばらくは西印旛沼周辺のスポットを巡りながら走っていきます。
双子公園を出てから2kmほどでサイクリングロードを左折し、佐倉草ぶえの丘に向かいました。農村の道に入ると、ここには佐倉マラソンで最大の坂があります。前日は箱根駅伝の5区が中継されましたが、こんなところをずっと登っていく選手のすごさを感じました。
草ぶえの丘に到着し、食堂で昼食をとりました。ださべさんが事前に確認したら、正月でも営業しているとのこと。草ぶえの丘は入園有料の学童農園ですが、食堂部分は無料で入れました。
参考: 佐倉草ぶえの丘
http://www.kusabue.shiteikanri-sakura.jp/
このあたりには食事のできるところがほとんどなく、市街地に行くには印旛沼から離れなければならないので、草ぶえの丘は印旛沼ロングマラニックにちょうどいいと思います。(八千代の道の駅だと昼食には遅すぎる。)
草ぶえの丘で食事をしたら、印旛沼サンセットヒルズへ向かいました。ここは高台から印旛沼を眺めることのできるキャンプ場です。印旛沼の向こうにユーカリが丘のマンション群が見え、夕方には夕陽を眺めながらバーベキューをすることもできます。今回は風景を眺めてから、階段で印旛沼に下っていきました。
印旛沼サンセットヒルズから。 |
サンセットヒルズを下ってからサイクリングロードに戻り、1kmほど走ると佐倉ふるさと広場に到着します。
ここは西印旛沼観光の拠点になっており、休憩所や自販機、トイレ、サイクルステーションなどがあります。4月のチューリップ祭りや8月の花火にはたくさんの人が訪れます。(おかげで印旛沼サイクリングロードで練習しにくくなりますが…。)
佐倉ふるさと広場。オランダ風車が特徴的。 |
西印旛沼→新川
ふるさと広場を出てから7kmほどで印旛沼サイクリングロードは終わりますが、その先も新川サイクリングロードと花見川サイクリングロードが東京湾方面に続いています。
このあたりでよーじさんと話してみると、なんとUTMF(トレイル169km)を完走されたとのこと!また、昨年のアクアラインマラソンはサンダルで完走したとのことでした。ゴールタイムは私より少し早いため、どうやらアクアラインの38km付近で私を抜かしていったサンダルの超人はよーじさんだったようです。こんなところで知り合うことになるとは思いませんでした。
新川に入ってから4km、ふるさと広場からは11kmで道の駅やちよに着きます。今回はその隣にあるコンビニに寄って補給しました。
道の駅から4kmほどで村上の市街地に入ります。このあたりは付近の住民も散歩やジョギングをしているエリアです。
村上の市街地を通る。 |
ゆらゆら橋。 |
村上の市街地を抜けると、いったんサイクリングロードは途切れており、近くの道を走っていくことになります。
大和田排水機場の横を通りますが、ださべさんによるとこのあたりは川の水位が一番高いそうです。これまで、利根川の水が印旛沼を経由して東京湾に流れていると思っていたので、驚きました。
スタートからの累計はこのあたりで42km。だんだんだるくなってきますが、ゆっくり走ってきたおかげで、走れないほど疲れてはいませんでした。
花見川→東京湾
大和田の住宅地を抜けると、今度は花見川サイクリングロードに入ります。花島公園までの3kmほどは未舗装のダートを進みますが、このあたりは森の中のような雰囲気の道を走ります。周囲は住宅街ですが、ここだけ見ると自然の中にいるかのようです。
花見川サイクリングロード。上流は未舗装。 |
途中でサイクリングロードは花島公園を通過します。ここにはトイレと水飲み場と自販機があるので、補給休憩にしようと思っていたのですが、なんと自販機の電源が入っていませんでした。…自販機なのに正月休み?
花島公園から先は再び舗装されたサイクリングロードが東京湾の河口まで続いています。次第に日が暮れてきました。東京湾と幕張のビル群が近づいてきます。
花島公園から先は再び舗装路。 |
幕張のビル群が近づいてくる。 |
京葉道路の下をくぐり、総武線が近づいてくると、コースは住宅街を抜けていきます。
ここで、おっさんランナーご夫妻は時間の都合で、幕張駅から帰られることになり、駅までみんなで送っていきました。
なお、ここまでの様子はおっさんランナーさんがマンガでレポートしてくださっています。私の味気ない文章と違って、マンガで楽しくまとめられているので、ぜひお楽しみください。
残ったメンバーは、ださべさんと、よーじさん…ということで、再び東京湾に向かい始めますが、ここからはペースがキロ5分まで上がりました。私は42km以降を走るのは初めてのこともあり、着いていくのがやっとでしたが、京葉線を抜けて少しすると東京湾に到着しました。
このときの時刻は17時37分。安食を10時過ぎに出て、休憩を入れながらほぼ予定通りの時間で、日没までに幕張に到着することができました。
東京湾に到着。富士山が見える。 |
東京湾→幕張
この時点での累積距離は57.5km。せっかくだからキリのいい60kmまで、ということで、ラストは海浜幕張駅に向かって走っていきます。
海浜幕張に向かって走る。 |
ださべさんとよーじさんはさらにペースアップ。ついに着いていけなくなり、見失わないように必死で追いました。
海浜幕張駅に着いて、累積距離はちょうど60km。
楽しくて長く、そして最後はちょっと辛かったマラニックは無事にゴールとなりました。
コースのログ。途中、アプリが落ちていたので、よーじさんのGPSに合わせて距離を補正。 |
ゴール後
ゴール後は海浜幕張駅前で打ち上げをしてから帰りました。
スタート前は60kmも走れるのか不安でしたが、話せるくらいのゆっくりしたペースであれば最後まで楽しく走ることができ(最後はペースを上げたら多少辛かったですが…)、こういうマラニックも楽しんでいきたいと思いました。
さて、サロマ湖100kmに憧れてまして、道が開けてきたような気がしますが、ここからまだ40kmも走らないといけない…。
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