2018年1月3日水曜日

チバニアン 45km

話題のチバニアン地層へ走って見学に行きました。



毎年恒例、ださべさん主催の新春変態マラニック

千葉県袈裟斬りシリーズも面白そうなコースはやり尽くしてきた感のある中、昨年末には市原の地層をきっかけに「チバニアン(千葉時代)」と命名される見通しになったとのニュースが流れました。

そこで、霞が関の文部科学省から80km走って調査に向かう…という企画をして頂いたのですが、凡人の私は80kmも走ったら足が千切れてしまいそうなので、千葉から合流して45kmを走ることにしました。


千葉


ださべさんら調査団は夜中に文部科学省を出発し、夜通し東京から千葉まで走ってくるとのことです。

計算すると、ちょうど始発の頃に千葉駅付近を通過するようなので、始発で千葉駅に行き、国道357号の千葉市役所前で合流しました。

歩道橋から国道を眺めて待っていると、こんな夜中に走っている人たちがいるなぁ…と思ったら調査団の皆さんでした。

東京からここまで42km走って来たそうです。既にフルマラソン1本分を走り、ここからゴールまでもう1本分…。

東京方面からヘッドライトをつけて走ってくる怪しい集団…。

東の空から少しずつ明るくなってくる中、市原方面に向かって走り始めます。

合流して市原方面へ走る。

少しずつ空が明るくなってくる時間帯。

もうすぐ夜明け。

浜野あたりで日の出。

市原


千葉駅から10km走り、市原市に入ったあたりでコンビニ休憩。ださべさんは市原に入ったら解禁することにしていたそうで、何かを飲んでいました。

市原市に入ってコンビニ休憩。

休憩を終えたら館山道の側道から国道297号の新道へ向かいます。しばらくは走りやすい歩道が続きます。

館山道に沿って南下。単調だが走りやすい。

途中で小湊鉄道の上総村上駅付近をショートカット。本数の少ない小湊鉄道が走っているところを見ました。

上総村上駅付近で小湊鉄道を発見。

小湊鉄道の線路を渡って国道297号に行こうとしたら、Google Mapsには道があるものの現地には道がありませんでした。恐らく新しい跨線橋ができたときになくなった道が地図にはそのまま残っていたのでしょう。体力的には線路を渡ることは問題なさそうですが、コンプライアンス的に問題があるので、引き返して跨線橋を渡りました。

地図上は道があるが、現地にはない。

素直に引き返して線路を渡る。

養老川


国道297号に出て少し進むと養老川を渡ります。

名前の由来は「よほろ」という昔の言葉が蛇行を表しており、名前のとおり蛇行の多い川とのこと。

国道297号で養老川を渡る。

立ち止まって写真撮影。

快晴の青空。

養老川を渡って走りやすい国道を進んでいくと、新生十字路に着きます。この十字路、交差点の四隅にそれぞれコンビニや酒蔵が立地しており、前回休憩から10kmほど走ったので、再びコンビニ休憩にしました。

走りやすい国道を進むと新生十字路。

ださべさんはコンビニに入らず交差点の向こうへ走っていく。

何かを持って出てきた。

コンビニを出たら道の駅から光風台駅まで行き、ここから先は小湊鉄道沿いは歩道がなくなるので、国道297号に戻って上総牛久方面に向かいます。

国道297号で田園地帯を抜けていく。

上総牛久


しばらく田園地帯を走っていましたが、上総牛久駅周辺でいったん市街地に入ります。

上総牛久の市街地。歩道橋の上から。

ちょうど小湊鉄道が通過。

市街地を抜けたら米沢交差点を右折し、国道297号を離れて養老渓谷・高滝ダム方面に進みます。

右折して養老渓谷方面へ。

ここまでは田んぼの中の平地を抜けてきましたが、ここから先は山間の農村地帯になります。交通量は少ないですが、歩道が少なくなるので車に注意しながら走りました。

山間部に入る。

養老川の谷も深くなってくる。

圏央道を通過。

高滝湖


圏央道の高架を過ぎると、養老川をせき止めた人工ダムの高滝湖に出ます。北崎橋を渡るとすぐにコンビニがあったので休憩しました。

高滝湖。人工のダム。

コンビニでは猫に懐かれました。完全に餌付けされているようです。




高滝湖を過ぎると養老川も上流に近づき、次第に養老渓谷の風景に近づいてきます。

里見橋から。

養老渓谷が近づき登り坂が増えてくる。

次第に川の流れで削られた渓谷で地層が見えるようになり、チバニアンが近づいていることを感じました。登り坂ではやはりワラジの人(今日は靴)やトラさん(今日は人の姿)がペースを上げ始めます。

谷では地層が見え始める。

ゴールが近づきいつもの人たちがペースアップ。

チバニアン


月崎駅方面への分岐を過ぎて少し進むと、チバニアン入口の案内看板がありました。昨年末に突然話題になったので急いで設置した感があります。

道を進んでいくとチバニアンの看板。

「地層(場所)」ではなく「チバニアン(時代名)」。

案内看板に従って小道に入ると地域集会所の駐車場があり、そこから林の中を下っていくと養老川沿いのチバニアン地層に出ます。

集会所の駐車場を過ぎる。平日はここに車を停められるらしい。

林の中を道なりに下っていく。

最後は急な下り。山を歩ける格好なら問題ないですが…。

正月ですが、今日もたくさんの人が見学に訪れていました。

「よくわからないけど磁石を持ってきた」という人もいましたが、この場所が磁力を放っているのではないと思います…。

養老川に降りるとチバニアン地層に到着。

正月でも多くの人が見学に訪れていた。

私も地学は詳しいわけではなく、中学までの知識しかないため、専門家が見れば磁場転換を確認できる地層であるということ以上はわからず、なぜこれほど多くの人が訪れるのかわかりませんでした。ましてや、なぜここまで走ってきたのかと問われると説明することはできません。

写真撮影をしながら、東京から走ってきたと言ってまわりの見学人を驚かせるのは変態マラニックのお約束です(私は半分しか走ってないので黙っていましたが)。

養老川の流れは穏やかで川遊びにも楽しそうな場所。

見学を終えて引き返す。

見学を終えたら、帰りの電車の時間に合わせて月崎駅に向かって引き返します。

私以外の東京出発組は既に80km以上走っていますが、ワラジの人(今日は靴)は電車で帰らず茂原に向かって20km以上を走って帰っていきました…。

1人だけ100km以上の道のりを走り去っていった…。

月崎駅


駅に着いてゴールです。私は千葉から45kmでした。

この時間帯の小湊鉄道は2時間に1本程度なので、駅前の商店で五井駅行きの切符や昼食を買って食べながら待ちます。

月崎駅でゴール。

次の電車を待つ。

小湊鉄道に乗って五井駅まで。

電車に乗って車掌さんに改札をしてもらうと、創立百周年とのことでお年玉を頂きました。

なんとお年玉を頂いた。

夜通し走ってきた皆さんは当然眠そうでしたが、千葉で軽く打ち上げをして帰っていきました。

千葉で打ち上げ。

昨年は勝田マラソンで原因不明の失速をしてしまいましたが、理由のひとつは、一昨年の12月から1月にかけて4週連続で40km以上(うち1回は67km)を走って疲労がたまっていたのではないかと推測されます。

今年は別大に備えて年末年始の40km以上は今回だけにして、全コースの半分だけ参加しましたが、夜が明けてからの楽しいところだけ走らせてもらいました。

そのぶん、別大で力を出し切ってきたいと思います。

2 件のコメント:

  1. 相変わらず1人だけ力不足でしんどかったでふ。新しく参加してくださった方の走力もハンパなかったですね。
    みんなに追いつけるようになるまで一旦マラニックは卒業したほうがいいかもと思いました。
    でもしんどかったことを除けば、天気も良く景色も良く、すごく楽しいマラニックでした!
    走力つけてまた参加したいです。

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    1. 私は半分しか走ってないのでどうこう言えないですが、やはりはまちさんがいてこそ変◯マラニックだと思います!
      しかし、次のネタどうしますかね。

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