2017年11月26日日曜日

第37回 つくばマラソン

毎年シーズンの始まりを告げるつくばマラソン。ここ1年の不調を払拭し、佐倉以来半年ぶりにサブ3を達成しました。



出場の抱負


つくばマラソンには5年連続5回目の出場になります。

2年前に初めてサブ3で完走した大会で、コンディションがよければ好記録を狙えるので、秋のフルはつくばに絞って今年もエントリーしました。

3月の佐倉まで11回連続でサブ3を達成していましたが、4月のかすみがうらマラソン、8月の北海道マラソンでは2回続けて3時間10分近くかかる大失速をしてしまいました。

そのため、9月~10月は月間500km弱を走ってスタミナを鍛え直し、11月に入って疲労を抜き始めると3:50/kmでも楽に走れるようになり、過去最高の仕上がりのような手ごたえを感じてきました。

例年は秋のハーフでコンディションを確認してからシーズンに入りますが、今年は都合が悪く9月のシベチャリ以来レースを走っていないので、今回は当日に走りながら仕上がりを確認することになります。

今シーズンは別府大分に初出場するのでそれを勝負レースに位置付けていますが、2か月前の刺激入れとしてつくばを走り、調子が良ければそのままベスト更新を狙いたいと思いました。

レース当日


今年は開催が1週間遅くなったので秋が深まって走りやすい気温になることを期待していたのですが、当日になると晴れて気温も16℃まで上がる予報になりました。

私は暑さに弱いので、今年のかすマラと道マラは気温が原因で失速したこともあり、今回は慎重に2時間50分を切ることにして、北海道マラソンでBブロック最前エリアから出走する権利の延長を目指すことにしました。

幸い、朝のうちは涼しいようなので、普段ならネガティブスプリットのほうが早く走れますが、北海道マラソン2016のように前半の走りやすい気温のうちにタイムの貯金を稼いでおくことにしました。

当日は晴れ。日差しが強く、気温も上がる予報。

それでもゴールの扉を開きたい。

例年どおり7時過ぎに会場入りし、所属クラブの拠点でミーティングをしてからスタート30分前に整列。

朝のうちは冬の気温で、スタート地点は日差しも弱かったため、その場で体操をしながら体を温めてスタートを待ちました。

荷物を預けてスタート地点へ。

スタート地点。朝は真冬の気温。

コースは今年も2015年以降の新コースです。中盤以降は街路樹が少なく日差しの影響を受けそうなので、やはり前半の快適なうちに勝負を決める作戦にしました。


レース展開


0km~5km 19:22 (3:52/km)

1km 3:47
2km 3:53
3km 3:58
4km 3:53
5km 3:51



スタートロスは2秒。

ゲストランナーの藤原新さんに続いて周りのランナーも勢いよく飛び出していきますが、自分のペースを守ることにしてゆっくり入り、1kmのラップは3:47/km。

それでも自分の実績からすると少し早いですが、今シーズンのコンディション確認も含めて、当初の作戦どおり前半は早めに入ることにして、3:52/km前後で流していきます。

筑波大学構内は街路樹が多く、日陰で空気も冷えていたため早いペースでも快適に流せましたが、4km手前で大学を出ると急に日差しが当たり体感気温も上がりました。

5km~10km 19:46 (3:57/km)

6km 3:54
7km 3:58
8km 3:57
9km 3:55
10km 4:02


5km過ぎの陸橋を越えてから西大通りに入ります。

走りやすい幹線道路で淡々とラップを刻んでいきますが、9km地点を左折して東大通りに入ると向かい風を感じるようになりラップが落ちました。しかし、この方角で感じるということは北風なので、冷たい空気を運んでくれるなら歓迎です。

10km~15km 20:04 (4:01/km)

11km 4:01
12km 3:58
13km 4:01
14km 4:03
15km 4:00



11km過ぎで向かい風が終わり、ラップを回復させようとします。

北消防署付近は日陰で走りやすかったですが、国立公文書館前を過ぎたあたりから日差しが当たり始め、ダメージを感じてきました。

目標の2時間50分を確実に切るため、必要ペースである4:00/kmまで落として、10kmまでの貯金を守りながら走ることにしました。

15kmの給水所でショッツ投入。

15km~20km 19:58 (4:00/km)

16km 3:56
17km 4:05
18km 4:00
19km 3:57
20km 4:00



県道45号を南下していきます。

日差しを遮る物のない畑の道で正面から受け続けていたらクラクラしてきたので、このままではまた後半で崩れそうだと心配になりました。

17.5kmの給水所で粉ヴァーム投入。

20km~25km 19:55 (3:59/km)

21km 3:59
22km 3:57
23km 3:58
24km 4:02
25km 3:59


20km過ぎから道路沿いの林で日陰に入り、少し体力が回復してきました。

ハーフ通過は1時間23分33秒。

ここから後半上げれば自己ベスト更新が狙えるタイムですが、後半を快走できるときはいつもハーフ地点でまるで今レースが始まったかのような感覚を感じます。

体に尋ねてみたところ、残念ながら今回はその域に達していないので、確実に2時間50分を切れるよう、大失速をしないように守りの走りをすることにしました。

25km~30km 20:07 (4:01/km)

26km 3:57
27km 4:01
28km 4:06
29km 4:01
30km 4:02


足の裏が痛くなってきました。今回、普段よりも一段薄いレース用シューズを試しており、序盤は楽に3:50/kmを出せる性能を持っていますが、20kmを過ぎると私の走力では耐えられなくなってくるようです。

力があまり入らず、もう3:50/kmまで上げるのは無理そうですが、4:00/km前後ならまだ維持できるので、ゴールまで足の力を消耗しないよう温存します。

26km前後の下りの区間はペースが上がりますが、28km手前の登りは意識的に抑えました。

26kmの給水所で粉ヴァーム、28.5kmの給水所でショッツ投入。

30km~35km 20:19 (4:04/km)

31km 4:00
32km 4:05
33km 4:01
34km 4:07
35km 4:06


少しずつペースが落ち始めてきますが、32km地点で残りタイムを計算すると4:10/kmで2時間50分を切れるようなので、無理をして足が止まらないよう4分1桁を慎重に維持していくことにしました。

35km~40km 20:16 (4:03/km)

36km 4:07
37km 4:00
38km 4:04
39km 3:59
40km 4:06


35kmを過ぎると急にガス欠を感じてきました。今回の壁は35kmだったようです。

36kmの坂は頑張って残りの力を使わないよう、心拍数を維持できるペースまで落として登ります。

残り5kmからは筑波大が近くなってゴールを意識できるようになるので、体力は30km~35kmより辛いですが、ペースは少し回復しました。

今から頑張っても自己ベストの2時間46分台には届かず、最低ラインに設定した2時間50分切りは問題なさそうなので、あまりモチベーションが上がらないためか、普段の残り5kmよりも辛く長く感じます。

40km~42.195km 8:57 (4:05/km)

41km 4:08
42km 4:04
42.195km 0:45 (3:50/km)


40km通過は2時間39分47秒。

残り2.195kmを10分かかっても2時間50分切りが可能なので一安心ですが、9分を切れば2時間48分台なので、今出せるペースを出し切るつもりで維持していきます。

普段はゴールが近づくとペースが上がってきて最後はスパートをしますが、今回はあまり上げられずそのままゴールしました。

グロスタイム 2:48:46
ネットタイム 2:48:44 (4:00/km)
前半ハーフ 1:23:33 (3:58/km)
後半ハーフ 1:25:11 (4:02/km)


レースを振り返って


ここ1年不調が続いていましたが、3月の佐倉以来半年ぶりのサブ3、昨年のつくば以来1年ぶりに2時間50分を切れたので、ひとまず今回の目標は達成できました。

日差しは暑かったものの、気温は午前のうちは13℃までしか上がらず、かすマラ道マラのような大失速はせずに走りきれました。

序盤は2時間45分を切れるペースで入っていたものの足がもたず、シューズの選択が自分の実力だとフルには合っていなかったと思います。2か月後の別府大分ではもう少し厚いシューズに変えて、どこまでタイムを伸ばせるか見極めていきたいです。

2018シーズンのレースまでは2時間48分台の持ちタイムでエントリーできるようになり、滑り止めができたので、失速を恐れずに力を出し切ってこようと思います。

別大ではもっと、走れ!走れ!走れ!

レース後


筋肉痛はほとんどありませんが、足の裏がレース中よりも痛く、歩くのに苦労しました。

ゴール後、シューズの計測チップを外そうとしたら、片方のビニタイが千切れて無くなっていました。もう片方もなくなっていたら記録が残らないところでしたが、それはそれでネタになっていたかもしれません。

所属クラブのメンバーと今日のレース展開を振り返り、チームおっさんの皆様にお会いしてから帰っていきました。

ゴール会場の筑波大学陸上競技場。

危うくせっかくの2時間50分切りが無効になるところだった…。

今回の装備

  • シューズ: Nike Air Zoom Speed Racer 5
  • サングラス: Oakley Custom Radarlock - Slate Iridium
  • 時計: GARMIN ForeAthlete 935
  • shotz 2本
  • スーパーヴァームパウダー 2本
  • スパイベルト

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