箱根 7km

静岡マラソンをゴールしてから、そのまま箱根駅伝の山登りコースを試走しました。

午前中に静岡マラソンを完走しましたが、風邪と暑さの影響で思ったようなタイムは出せませんでした。

2年前に静岡を走ったときは、サブ3でゴールしてからそのまま日本平をトレランしようと思っていましたが、午後から大雨の予報だったので帰りました。

今回は晴れましたが、やはり風邪明けで無理をするものではないと思い、ゴール後は東京へ向かって帰っていきました。

箱根駅伝ミュージアム

帰りはせっかく箱根を通るので、今回は芦ノ湖の箱根駅伝往路ゴール地点にある箱根駅伝ミュージアムに寄ってみることにしました。

静岡マラソン帰りに芦ノ湖へ寄る。

箱根駅伝ミュージアム。

中は写真撮影禁止だったので紹介できませんが、第1回大会からの歴史や、名場面の映像などが展示されていました。

印旛沼周辺には地下足袋でフルマラソン以上の距離を走る妖精が出没しますが、昭和初期の頃は選手はマラソン足袋で走っていたようで、実物も展示されていました。

眺めていると、競技レベルの違いはあれど同じランナーとして熱い思いがこみ上げてきました。

風邪をひいている身ではありますが、午前の静岡マラソンはゆっくり走ったらほとんど疲れていないので、少しだけ箱根駅伝の山登りコースを体験してみることにして、再びランニングウェアに着替えました。箱根の山の上は、午前の静岡の暑さが嘘のように涼しかったので長袖にしました。

ミュージアムで6区の解説を読むと「双子茶屋」で登りがひと段落するようなので、そこまでの3.5kmを往復することにしました。

6区

毎年テレビでおなじみの、往路ゴール・復路スタート地点の道標からスタートし、すぐに左折してまずは元箱根に向かいます。

復路スタート地点。

すぐに左折し、中継でよく見る風景を走る。

元箱根までは芦ノ湖沿いを走ります。山の上なので細かなアップダウンはありますが基本的にはフラットです。

アップダウンは多少あるもののすぐ終わる。

基本的には湖畔のフラットな道。

スタートから1.5kmで元箱根に着きます。

元箱根。

芦ノ湖の夕陽を眺める。

ホテル街を過ぎて宮ノ下方面へ。

元箱根を右折して宮ノ下方面に向かうと、ここから名物の山登りが始まります。

元箱根を右折。

ここから本格的な山登りが始まる。

登りではすぐに息が切れ、途端にキロ5分以上かかるようになりました。ここをキロ3分強で登っていく選手のすごさを感じました。

山道を登っていく。

すぐに息が上がり、ペースも落ちる。

途中でタスキをつけたランナーとすれ違いました。体型的に駅伝選手ではなく市民ランナーのようでしたが、私と同じように箱根駅伝ごっこをしている人もいるようです。

小田原まで22km。

山登りに入って2kmほど進むと双子茶屋に着きました。この先も少し登りが続きますが緩やかになるようで、ここまででスタートから3.5km走ったので、引き返していくことにしました。

山下りと言われている6区ですが、ここまでの登りだけでもかなりきつく感じました。

双子茶屋が近づくと登りが緩やかになってくる。

双子茶屋バス停。ここで引き返す。

5区

今度は一転して山下りになります。呼吸は楽になりますが、足にかかる負荷は大きくなったように感じます。

双子茶屋を引き換えし、今度は山下り。

先ほど苦労して登った道を軽快に下っていく。

ちょうど夕方で芦ノ湖に沈む夕陽で空が赤く染まっていました。昼にゴールする往路の中継ではこの風景は見ることができず、自分で走ってよかったと思いました。

芦ノ湖方面は夕焼け。

きれいな空を眺めながら下っていく。

もうすぐ芦ノ湖。この風景を見れて良かった。

元箱根で下りは終わり、ゴールまでは先ほどと同じように芦ノ湖沿いを1.5km走ります。山の神にとっては、きっとラスト1.5kmの風景はウイニングロードに感じるんだろうなと思いながら戻っていきました。

元箱根で下りは終わる。

再び芦ノ湖沿いの道を戻っていく。

駅伝と同じコースを戻っていこうと思っていましたが、せっかくなので箱根関所を抜けていくことにしました。江戸時代はこんな風景の箱根を通っていたのでしょうか。

箱根関所。

箱根関所を抜けるとゴールの中継で見る最後の直線の風景になり、もうすぐゴールです。

もうすぐゴールの風景。

最後の交差点を右折。

往路ゴールの中継で毎年見る風景。今日は静か。

往路ゴール地点。

実際の駅伝選手は私とはペースが全然違うので見える景色も違うと思いますが、実際にコースの一部を自分で走ってみたことで、来年からの中継は今回走ったコースを思い出しながら楽しむことができそうです。

ランニング後

せっかくの箱根なので大平台で温泉に入ってから帰りました。

日が暮れて、芦ノ湖を後にする。

大平台温泉へ。

箱根を走ったのが楽しすぎて、そのまま温泉に入っていると、18時から開始の北海道マラソンのエントリーをすっかり忘れていました。

慌てて温泉から出てすぐにエントリー。最近の道マラはつくばや仙台のように数十分で締め切られることはないようなので間に合ってよかったです。

のんびり温泉に入ってたら道マラエントリーを忘れてた…。

無事に道マラエントリーを済ませ、家路につきました。