出場のきっかけ
勝田全国マラソンは今回で3年連続の参加になります。1月の涼しい気温とスピードの出しやすいコースで、一昨年は当時の自己ベスト、昨年は当時のセカンドベストを出すことができました。
今年は別府大分に出るつもりだったので参加しない予定でしたが、京都マラソンの抽選に当選し、2週間前の別大を走るのは厳しかったため、3週間前の勝田に今年もエントリーしました。
京都は坂が多くて記録は狙いにくいため、今シーズンのベストは勝田で狙うことにして調整をしました。
直前のコンディション
マラソンを走るようになってから風邪をひかなくなったのですが、今シーズンは珍しく2回も風邪をひいてしまったせいか、復帰した後もあまりスピードが出せなくなり、11月のつくばや12月のニューリバーは記録が伸び悩みました。
12月から1月はいったん基礎固めに戻って走り込もうと思い、ほぼ毎週末に40km~70km程度の距離を走り、長距離の余裕度が上がってきました。
勝田1週間前からスピードと距離を落として調整しましたが…。
レース当日
例年同様、スタート3時間前の7時30分頃会場入りしました。
勝田の商店街を抜けて会場へ。 |
メイン会場の石川運動ひろば。 |
今年も勝田にやってきた。 |
当日は雲が多くて日差しが弱く、北からの涼しい風が吹き、風速もそれほど強くはない、絶好のマラソン日和となりました。
自己ベストを出した昨年の佐倉も似たような天気だったため、今回も10か月ぶりの自己ベスト更新を狙うことにしました。
暑すぎず寒すぎない、絶好のコンディション。自己ベスト更新を狙うことに。 |
1時間前の9時30分頃からスタートに向かいました。
勝田は上位層のレベルが高いためか、昨年はエントリー当時の自己ベスト3時間10分台ではCブロックになりましたが、今年は自己ベスト2時間46分台でエントリーしたためAブロックになりました。AブロックとBブロックの境は正確には不明ですが、恐らく2時間48分~50分程度と思います。
荷物預けの前にAブロックのスタート地点を下見。 |
昨年はスタート1時間前からBブロックやCブロックに並び始める人がいましたが、今年はトイレを済ませてから40分前に並び始めてもAブロックにはほとんど人がおらず、30分前頃から少しずつ人が集まり始めてきました。
曇りで日差しが弱く、止まっていると寒かったので、入念にストレッチをしながら待ちました。Aブロックの人数は少なく、最後尾に並んでもスタートロスは少ないと思われるので、次回からは20分~30分前あたりに並び始めようと思います。
スタート時間が近づいてくると、昨年も聞いたようなアナウンスが流れてきます。
「壮大かつ華麗な勝田マラソンがついに開催されます」 など、正確には覚えていませんが、思わず笑ってしまうようなセリフが続きます。「君よ、勝田の風になれ」 など、昭和風の雰囲気を強く出して他の大会と差別化を図っているように思いますが、こういう大会って少ないので好きです。
スタート直前になると、急に雲が切れて日差しが当たり、途端に暑くなりました。雲は多いのでレース中はそれほど暑く感じなければよいのですが…。
レース展開
0km~5km 19:55 (3:59/km)
1km 3:50
2km 3:59
3km 4:03
4km 4:00
5km 4:02
スタートロスは1秒。スタート後は道の幅が狭いため、昨年までは混雑の中を走りましたが、今年はAブロックになったことで最初から巡航速度でスタートできました。
1km地点から道が広くなって走りやすくなりますが、昨年は前半でスピードを上げすぎて後半失速してしまったので、今年は余力のあるペースに抑えることにして、キロ4分前後で淡々と刻んでいきました。
5km~10km 20:07 (4:01/km)
6km 3:58
7km 3:59
8km 4:04
9km 4:05
10km 4:02
7km地点の給水所で1本目の粉ヴァーム投入。
国道245号に出ると、北に向かって15km地点まで直線が続きます。昨年はさらにペースアップした区間ですが、今年は北からの向かい風が吹いていたため、少し落ちたペースに逆らわず、後半追い風になってから上げるつもりで抑えました。
大型車の通行が多いのか轍の路面は走りにくかったので、白線を流していきました。
10km~15km 20:15 (4:03/km)
11km 4:06
12km 4:02
13km 3:59
14km 3:57
15km 4:11
一定ペースを保ちながら淡々と進んでいきますが、13km地点から下りでペースが上がり、14km過ぎからは登りでペースが落ちます。
15km~20km 20:04 (4:01/km)
16km 4:01
17km 4:02
18km 4:04
19km 4:00
20km 3:58
15km地点の給水所で1本目のショッツ投入。
コースは西向きに変わり、向かい風が終わったところで少しペースを上げようとしましたが、ラップを確認するとほとんど上がっておらず、このあたりから違和感に気付いてきました。
20km~25km 20:26 (4:05/km)
21km 4:05
22km 4:10
23km 4:01
24km 4:05
25km 4:05
ハーフ通過は1時間24分50秒。
普段であれば前半をこのタイムに抑えたら後半上げられるところですが、前半を抑えたにもかかわらず、足が残っていないように感じました。
遅くとも2時間50分は切りたいと思っていましたが、少しずつペースが落ち始め、これ以上遅れると挽回は難しくなります。
22km地点の給水所で2本目の粉ヴァーム投入。左ハムに張りを感じてきたので、スポンジで冷やしながら走りました。
25km~30km 20:57 (4:11/km)
26km 4:16
27km 4:08
28km 4:08
29km 4:13
30km 4:12
足に力が入らずさらにペースが落ち始めたので、この時点で2時間50分は全力を出しても無理だと判断し、目標を2時間55分に下方修正しました。
しかし、タイムに追われなくなったことで集中力が途切れてしまい、残り17kmが長く感じました。
26km地点の給水所で2本目のショッツ投入。
30km~35km 21:49 (4:22/km)
31km 4:15
32km 4:27
33km 4:21
34km 4:23
35km 4:24
31km地点の給水所で3本目の粉ヴァーム投入。
今出せるペースを維持してゴールまで歩かずに走ろうと思い、1kmラップの確認をやめましたが、足の疲れに体力を奪われているのか、感覚的には普段のジョギング程度のペースしか出ていないように感じ、このままだと2時間55分も危ういと思い始めてきました。
35km~40km 21:57 (4:23/km)
36km 4:22
37km 4:26
38km 4:20
39km 4:29
40km 4:21
足が痛くスピードを出せないまま、黙々と走り続けていきます。日差しが出てきて暑くなっていることに気付きましたが、辛さは足の問題で、暑さは関係ないと思います。
この感覚、初心者だった頃を思い出します。ここ最近、ゴールまでほとんどペースを落とさずに走り切っていましたが、本来ならフル終盤はこういうものだったはずです。久しぶりに感じる終盤の辛さを噛みしめながら走っていきました。
40km~42.195km 9:09 (4:10/km)
41km 4:24
42km 4:02
42.195km 0:43 (3:41/km)
40km地点を過ぎてからもペースを上げられませんでしたが、残り1km地点で時計を見ると2時間50分40秒。2時間55分を諦めていましたが、ラストをキロ4分20秒で走ればまだ切ることができそうです。
「切っておくか」と迷う間もなく決断し、残りの力を振り絞ってラストスパート開始。既にふらふらの状態でしたが、がむしゃらに走って、次々とランナーを抜かしていきました。
これほど走りに集中したのは久しぶりで、最後の1kmだけはあっという間に終わったように感じました。
グロスタイム 2:54:40
ネットタイム 2:54:39 (4:08/km)
前半ハーフ 1:24:50 (4:01/km)
後半ハーフ 1:29:49 (4:15/km)
ラップタイム。後半で大きく失速。 |
コースマップ。30km以降はペースが回復しなかった。 |
心拍数やピッチは安定していたが、足に力が入らずストライドが落ちた。 |
レースを振り返って
自己ベスト更新を目指していたものの8分遅れ、昨年の勝田や11月のつくばと比べても5分以上遅れる結果となりました。
外的要因は言い訳のしようがないほど絶好のコンディションでしたが、21kmで足が止まってしまいました。
恐らく、ここ1か月で長距離を走りすぎたため、表面的には疲れを感じていませんでしたが、足の疲労が蓄積したのではないかと思います。
自己ベストを出した昨年の佐倉は、静岡の3週間後に走ったため、適度な疲れであればプラス要因だと考えていましたが、加減の難しさを感じました。
しかし、難しいからこそ、悪かった点を分析して次の調整に活かしていくのもフルの面白さだと思います。次回以降は、適正な練習量を見極めたうえで臨んでいきたいです。
恐らく走り過ぎが原因。直前1週間で疲労抜きをすれば大丈夫と考えていたが…。 |
レース後
会場で少し応援してから、腹が減っていたのでセイコーマートでフライドチキンとガラナで軽食をとってから帰りました。
昨年も勝田の記事で書きましたが、来年こそは京都マラソン当選など特別なことが起こらない限り、2月第1週の別府大分に出場し、1月最終週は館山若潮10kmに出場しようと思います。
次に勝田を走るのは2年後か3年度か…。
ゴール会場の石川運動ひろば。 |
ゴール地点。 |
ゴール後の会場。 |
今年も記録速報が貼り出されていた。 |
勝田の街を後にする。何年後かにまた走りたい。 |
セイコーマートでフライドチキンとガラナ。 |
今回の装備
- シューズ: Nike Air Zoom Streak 5
- サングラス: Oakley Custom Radarlock - Sapphire Iridium
- 時計: GARMIN ForeAthlete 620J
- shotz コーラ 1本、ワイルドベリー1本
- スーパーヴァームパウダー 3本
- スパイベルト
今回は少し調子が悪かったようですね。
返信削除サンダルのあの人も体調不良だったようです。
しかし、このペースでタイム更新していったら、サブ2とかになっちゃうので、少しばかり足踏みもありかと。
殻を破ったら、次はサブ40ですね。
僕はそこまではやりません。
ロードはやり切った感あります。
ださべさんもサブ3おめでとうございます!
削除次はもうひとつのベストを更新されることを楽しみにしています。
私も京都で10回目を達成したらそろそろ新しい方向性を探りたいと思っています。
青い人なのか、ウルトラかトレイルか、最後尾からスタートしてサブ3なのかはわかりませんが…。
思えば、2年前のおっさんマラニックの際には、iさんもよーじさんも僕もサブ3.5ランナーとして、マンガ紹介されてたので、感慨深いです…。
削除AB出るといいなぁ。
そういえば2年前はずっと3時間15分前後で停滞していました。
削除また殻を破れば2時間40分を連発できるようになるでしょうか…。
この冬は何回も40km以上のマラニックをしてたらやみつきになりそうなので今後はそちらにもシフトしていきたいです。
一年ぶりにシューズを履いてマラソンに挑みましたが、私も自己ベスト更新ならず。それどころか腹痛やらで後半グダグダ、歩いちゃいました。胃腸は強いと思ってたのに、ゴール後の豚汁すら受け付けず。
返信削除靴を履けば速く走れると思っていたのになぁ。
実は遠くの勝田から結果を検索して、路上の画鋲でも踏まれたんじゃないかと心配していました。
削除体調が悪かったらしいと伺っています。お互い、次はコンディションを整えましょう。
…やはりサンダルのほうが早いのでは…?
勝田マラソンお疲れさまでした!
返信削除それでもめちゃくちゃ速い…!
マラソンって色んなドラマがあるんですね。
DNSで完全にやる気無くしてましたが、風邪治ったらまた練習しようかな…
目標よりも10分遅れてしまいました。
削除でも、そろそろ記録以外の楽しみに移るときなのかもしれません。
はまちさんは、きっと風邪が治ったら走らずにいられないような気が…