最果ての鉄道に乗る旅ラン。今回は最東端の絶景を求めて、根室駅から落石駅まで21km走りました。
昨年は
稚内駅から抜海駅までを走り、日本最北の鉄道の車窓から風景を眺めるのはなかなかできない経験だったので、今回は本土最東端の根室でやりたいと思っていました。
明日から道東はしばらく雨が続くようで、また後述のどりあんの定休日が火曜だったため、
シベチャリの翌日ですが月曜に走ることにしました。
距離を調べると、根室駅から落石駅までで大体21km。そこから隣の別当賀駅までいくと30kmになるのでちょっと長いです。
そんな訳で、根室駅から花咲港を経て落石駅まで走るコースを設定しました。
ランニング前
昨夜は
摩周湖で星空を眺めましたが、今朝も明け方から夜明けの空を眺めていました。
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| 明け方の空。 |
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| 摩周湖の水面が赤く染まってくる。 |
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| 摩周湖のご来光。 |
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| iPhoneのタイムラプスで夜明けの空を撮影。 |
北海道の朝は既に寒く、ご来光を眺めていたら凍えてしまったので、陽が昇ったら屈斜路湖のコタン温泉に入って温まりました。
風呂からは2年前に走った
和琴半島の形がよく見えます。
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| コタン温泉の露天風呂で屈斜路湖を眺めながら温まる。 |
根室
それから根室へ移動して、10時から走り始めます。
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| 根室を出発。 |
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| 後で乗る花咲線。 |
ゴールの落石駅の時刻表を調べると根室方面は1日6本。快速が停まることもありますが、宗谷本線抜海駅は1日3本だったのでその2倍です。
とはいえ、昼頃は13時04分の快速ノサップしかなく、それを逃すと次は15時37分。
私の場合、本気を出せばキロ4分とはいっても、旅ランで写真をたくさん撮りながら走ると停止時間を含めてだいたいキロ8分程度になります。なので、汽車の時間に合わせてやや急ぎ目で走りました。
根室の市街地を抜けて、まずは花咲港を目指します。
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| 根室市街から次第に郊外へ。緩やかなアップダウン。 |
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| 郊外では道沿いに原野が増えてくる。 |
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| 今日は国後島までよく見える。 |
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| 花咲港方面へ寄り道。 |
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| 線路沿いは原野が広がる。帰りの車窓が楽しみ！ |
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| 海が見えてきた。 |
花咲港
花咲ガニで有名な花咲港です。せっかく近くを通るので寄ってみました。
カニやサンマを食べたいところですが、それよりもエスカロップがこの後に控えているので風景を眺めながら走り抜けました。
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| 海が見えてきて、坂をいっきに下る。 |
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| 花咲港。 |
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| 天然の崖に囲まれた静かな雰囲気。 |
西和田
花咲港を過ぎたら道道142号に向かって坂を登り返していきます。根室周辺の海沿いは高台の標高が40m程度あり、海に降りると登るのに苦労します。
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| 落石方面に向かって再び高台へ登っていく。 |
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| 長い上り坂が続く。 |
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| 坂を登りきると交差点。霧多布・落石方面へ。 |
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| 陸橋から花咲線と国後島がよく見える。 |
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| 道道142号に入り落石まで残り12km。 |
西和田駅の前を通ると、ちょうど釧路方面の汽車が停まっていたので寄りました。
この駅は快速が停まらず、根室方面の各駅は夕方までないので、帰るためには落石駅まで走らなければなりません。
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| 西和田駅。釧路方面の各駅が停まっていた。 |
西和田駅を出ると、しばらくは集落も何もない森と原野の中を走っていきます。
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| しばらく人里を離れて原野を行く。 |
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| 温根沼。 |
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| 森の中をしばらく進む。 |
昆布盛
森をしばらく進むと道沿いに昆布盛駅が見えてきます。ここも各駅のみの停車駅で、森の中の秘境のような雰囲気があります。
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| 昆布盛駅。 |
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| 秘境の雰囲気を感じるホーム。 |
せっかくなので、道道を外れて昆布盛漁港に寄ってみました。根室のあたりの海は最果てらしさを感じられる風景なので好きです。
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| 坂を下りて寄り道。 |
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| 昆布盛漁港。 |
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| 海の風景を眺める。 |
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| 海に降りたらまた坂を登らなければならない…。 |
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| 道道に戻って落石まで残り6km。 |
浜松
道沿いに浜松海岸駐車公園があったので寄りました。
高台の駐車場から海を眺めることができ、ドライブで寄ってもよさそうです、というか本来はそっちですね。
水飲み場で顔を洗ってリフレッシュしました。
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| 道沿いに浜松海岸駐車公園。 |
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| トイレと水飲み場で休憩できる。 |
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| 高台から太平洋を眺める。 |
駐車公園を出て少し行くと、「ユルリ島・モユルリ島」の看板があったので寄りました。根室の沖合に浮かぶフラットな島です。
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| 道沿いにユルリ島・モユルリ島を眺められるポイント。 |
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| 根室十景、ユルリ・モユルリ島を望む浜松海岸。 |
浜松海岸を過ぎるともうすぐ落石駅です。
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| 森を抜けると落石駅。 |
落石駅
根室駅から21km走って落石駅に到着しました。
本当はこの駅の先に落石の集落があり、さらにその先は落石岬があるのですが、そこまで往復すると汽車の時間に間に合わないので、今回はここでゴールにしました。
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| 道道を右折すると落石駅。 |
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| 落石駅に到着。 |
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| 待合室。 |
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| 落石駅ノートに足跡を残す。 |
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| 落石駅時刻表。 |
ホームで整理運動をしながら待っていると、地元のおばあさんが話しかけてきてくれました。
「どこから来たんですか？」
「根室駅から走ってきました。」
「…自転車？」
「いえ、足で走ってきました。」
「うそっ！？」
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| 落石駅ホームで汽車を待つ。 |
花咲線
定刻の13時04分に快速ノサップがやって来ました。整理券をとって乗車し、車窓からの眺めを楽しみます。
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| 根室行きの快速ノサップ。名前が素敵で乗りたかった念願が叶った。 |
快速ノサップは落石駅を出ると次は終点の根室駅まで停まりません。
昨年乗った宗谷本線の抜海～稚内間よりも乗客が多く、車窓からの風景目当てのカメラマンも何人かいましたが、ランナーは私だけでした。
最東端の車窓からの風景をハイライトでお届けします。映像のみ2倍速に編集しています。
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| 根室駅に到着。 |
ランニング後
根室で走ったら、毎回恒例、喫茶どりあんのエスカロップを食べにいきます。根室を走る理由は、走ってお腹を空かせることでエスカロップがさらにおいしくなるためです。
東の果てなのでなかなか食べに来れませんが、来られるうちは来たいです。
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| 根室の喫茶どりあんへ移動。 |
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| エスカロップ。 |
霧多布で温泉に入り、明日からの計画を練ります。
明日は確実に雨なものの、朝のうちは弱いようなので、本降りになる前に軽く走っておきたいところです。
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| 北太平洋シーサイドラインで霧多布へ。 |
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| 摩周湖で寝不足だったので温泉でのんびり。 |
風呂上がりに霧多布の寿司ひらので夕食をとろうと思ったら不定休。やむを得ず中標津に移動して夕食をとりました。
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| 北海道らしいものを探したものの、やむを得ず普通のラーメン。 |
明日は
野付半島を走ります。
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