出場の抱負
つくばマラソンは、フルを走るようになった2013年以降毎年出場しています。
暑さが苦手なので以前は秋のレースでは記録を狙えませんでしたが、北海道マラソンに出るようになり夏も走り込むようになってからは、冬よりも秋にピークが来るようになり、ここ2年はシーズンベストをつくばで出していました。
しかし、肝心な自己ベストの更新は2016年の佐倉で出した2時間46分53秒から2年半止まっており、同じ練習をしていたらこのまま変わらない、むしろ加齢で落ちる一方だと思って、今年の夏は猛暑の中を月間560km走り込みました。
その結果、北海道とアクアラインは快走できたので、今年こそ2年半ぶりの自己ベスト更新に挑むことにしました。
この後は別大と佐倉が控えていますが、ここ2年はシーズンベストがつくばだったこともあり、今シーズンもそうなるかもしれないので、後があるとは思わずに今出せる最高のタイムを狙います。
直前のコンディション
3週間前のカッパハーフでは前半は自己ベストを大幅更新できそうと思って快走しましたが、後半で失速してしまい、オーバーペースの怖さも感じました。
一方で11月中旬以降になって気温が下がってきてから3:50/kmの余裕度が上がってきたので、今度こそいけるかもしれないとも思いました。
前日の練習会でコーチから「筋肉の状態は絶好調なのでオーバーペースに注意」とアドバイスを頂き、今回はどんなに調子が良くても前半は3:55/kmまでに抑え、まずは慎重に自己ベスト更新を目指し、その先を狙うのは別大以降にしました。
レース当日
毎年出て勝手がわかっているので、例年より30分くらい遅く会場入り。今年はスタート前に体力を消耗させない作戦にしました。
ここ1週間で急に朝晩は冷えるようになりましたが、今日も朝は寒いものの昼には15℃まで上がる予報になっています。
今年はゆっくり会場入りして体力を温存。 |
42km地点でゴールのイメージを再確認。 |
例年どおりクラブの拠点でミーティングをしてから荷物を預けて整列。
筑波大学の中は木陰で寒いので、その場でできるアップをしながらスタートを待ちました。
スタート前になると招待選手のサイラス・ジュイさんが目の前に並び、「よろしくお願いします」と日本語であいさつしてくれ、自分のような鈍足ランナーにも話しかけてくれたことに感激しました。今年の別大のようにニット帽とネックウォーマーをつけて走るようです。
「猫どこー?」と探していたので「後ろにいます」と教えると、猫ひろしさんと「外国人対決」と挨拶していました。
つくばマラソンのコースは例年どおり2015年以降の新コースです。
レース展開
0km~5km 19:25 (3:53/km)
1km 3:47
2km 3:43
3km 3:58
4km 4:00
5km 3:57
号砲とともに猫ひろしさんの「ニャー!」の叫び声で勢いよくスタート。
— 猫ひろし (@cathiroshi) 2018年11月25日
サイラスさんも猫さんも早いなーと思いましたが、着いていくのが無理なほどではないので最初は着いていきました。
しかしガーミンを見ると3:20/km出ていて早すぎるので、今回は前半はオーバーペースに注意と肝に銘じてペースを落としました。
スタートまでは寒かったものの少しずつ体が温まってきて、筑波大学を出ると木陰がなくなり急に日差しが暑くなりました。
ペースの割に余裕があり、心拍も140で落ち着いていたので序盤はいい流れです。
5km~10km 19:34 (3:55/km)
6km 3:53
7km 3:54
8km 3:56
9km 3:58
10km 3:54
5km通過が想定よりも10秒早かったので、もう少し抑えることにします。
西大通りに入るとトナカイを手綱で引いたサンタが2人ですごいスピードで抜かしていきました。本来はレース中に他人の助力を受けるとルール違反ですが、Bブロックで陸連の部ではないようなのでセーフなのでしょうか…。
少し辛さの前兆を感じてペース早すぎたかと思ってきましたが、北海道もアクアラインも15kmを過ぎると元気になってきたので、そこまで耐えることにします。
10km~15km 19:25 (3:53/km)
11km 3:57
12km 3:56
13km 3:50
14km 3:49
15km 3:53
11km過ぎでクラブのコーチが抜かしていきましたが、ちょうどいいペースだったので後ろに着いていくことにしました。
走り方を参考にしようと観察し、走りながら腕のストレッチをしていたのでこっそり真似しました。
14kmで1本目のshotz投入。
15km~20km 19:09 (3:50/km)
16km 3:45
17km 3:52
18km 3:54
19km 3:49
20km 3:49
県道45号に入って15kmを過ぎるとコーチはペースアップしていたようで、ラップが3:45/km出ていました。これは着いていったら後半つぶれると思い、少し距離を置くことにしました。
しかし、15kmを過ぎてから調子が上がってきているようで、抑えて走っても3:50/km前後が出ています。
16kmの給水所で1本目の粉ヴァーム投入。
20km~25km 18:51 (3:46/km)
21km 3:49
22km 3:41
23km 3:44
24km 3:50
25km 3:48
ハーフ通過は1時間21分43秒。
まだ余裕のある楽なペースで走っているのに、3週間前にカッパハーフで必死に出したタイムから32秒遅れただけで通過できました。
後半落ちても自己ベスト更新はほぼ確実で、うまく走れば2時間45分切りも見えてきそうです。2年半止まっていた自己ベストをようやく動かせそうと思うとうれし泣きしてきましたが、ここで止まると水の泡なので気持ちを切らせないようにします。
余力は十分に残っており、過去の経験ではハーフでこれくらい楽なときはネガティブスプリットができると思い、ペースを上げ始めました。
例年どおり、つくばはハーフでペースを落とすランナーが多いのでごぼう抜きが始まります。
先を走っていたコーチに追いつき、まだペースに余裕があるので抜かして先に行くことにしました。
25km~30km 19:34 (3:55/km)
26km 3:49
27km 3:58
28km 4:00
29km 3:54
30km 3:52
26kmの給水所で2本目の粉ヴァーム投入。
細かいアップダウンのある区間で、ここの登りで無理をすると30km以降に響くと思って抑えます。
昨年は薄底のZoom Speed Racerで走ったらこのあたりから足の裏が痛くて仕方なかったですが、今年はクッション性のあるZoom Streakにしたおかげで、足の状態はまだ良好です。
28km以降は再びフラットになるのでペースアップ。
例年は28kmの給水所で2本目のshotzを投入していますが、まだ元気なので次の給水所までとっておいたほうが効果的と思い見送りました。
30km~35km 19:51 (3:58/km)
31km 3:56
32km 4:04
33km 3:56
34km 4:01
35km 3:54
30km過ぎから北に向かう畑の道に入りますが、つくば下ろしの向かい風を受けてペースが落ちました。どうやら15km~25kmの異様なペースは追い風の恩恵を受けていたようです。
先ほどのトナカイが足をつったようで、サンタはトナカイを置いて先に行っていました。
32kmの給水所で2本目のshotz投入。
35km~40km 19:50 (3:58/km)
36km 4:05
37km 3:49
38km 3:56
39km 4:00
40km 4:00
西大通りに入ると向かい風で再びペースは落ちました。
トラさんが35kmで応援してくれているとのことなので探しますが見つかりません。
残り5kmの看板で時間を計算すると、あとは4:05/kmでも2時間45分を切れるようです。
それほど辛いわけではないですが、同じようなペース感覚で走っていてもラップは落ちてきており、少し油断すると4:05/kmを超えてしまうかもしれないので、残りは何としても4:00/kmは維持することにしました。
ついにサンタさんも足をつったようで抜かしました。
38kmで筑波大学に戻る。いつの間にか単独走。 |
筑波大学に帰ってくると折り返しコースに入り、前後のランナーと位置関係を確認します。猫さんは1kmくらい先を走っていましたが、自分も必死なのでニャーと応援する余裕はありませんでした。コーチからは500mくらい先を走っているようです。
40km~42.195km 8:35 (3:55/km)
41km 4:00
42km 3:58
42.195km 0:37
最後の陸橋のアップダウンを越えて、残り1kmはフラットな道をゴールに向かいます。
毎年ラスト2kmは辛くて必死ですが、今年は自己ベスト更新が既に確定しているため、花道を走るような気分でした。
陸上競技場に入るとゴールの時計で2時間43分台が見え、45分切りもやっと確定したので最後は笑顔でゴールに駆け込みました。
グロスタイム 2:44:15
ネットタイム 2:44:14 (3:54/km)【PB】
前半ハーフ 1:21:43 (3:52/km)
後半ハーフ 1:22:31 (3:55/km)
レースを振り返って
2016年の佐倉以来、2年半ぶりにようやく自己ベストを更新できました。
今年の夏は記録的な猛暑となりましたが、そのおかげで走り込みが効いたようです。
2時間55分を切るのも前回つくば以来1年ぶりで、再来年までは別大カテ2の資格を確保できたので、今回を自信にして2か月後の別大は攻めてこようと思います。
レース後
快走できたときは無駄な筋肉を使わないようで、今回もほとんど筋肉痛がありませんでした。
クラブの拠点に戻り、メンバーとレースを振り返ってから帰ります。
途中、ナイスおっさんの登り旗がいたのでご挨拶すると初めてさぷり神を拝むことができました。
コース終盤を応援しながら帰る。 |
今回の装備
- シューズ: Nike Air Zoom Streak 6
- サングラス: Oakley Custom Radarlock - Slate Iridium
- 時計: GARMIN ForeAthlete 935
- shotz 2本
- ヴァーム パウダー 2本
- スパイベルト
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