出場の抱負
アクアラインマラソンは3回連続、3回目の出場になります。
2年前はアスリート枠は先着順で申し込めましたが、今回はアスリート枠も抽選になったものの当選して走れることになりました。
4年前は後半バテて歩いてしまい、2年前も暑さと坂にやられて2時間59分台のゴールになってしまいました。
まともに走れた試しがなく、冬のレースより10分以上は遅くなるため北海道マラソン以上に過酷なレースだと思っていますが、逆にアクアラインでサブ3ができれば冬の2時間50分切りはほぼ確実になるため、来月のつくばに向けて前哨戦として走ることにしました。
直前のコンディション
またレース1週間前に風邪をひいてしまい、病み上がり後の調子を確認できないままぶっつけ本番で走ることになりました。
別大では風邪をひいて4:00/kmで突っ込んだら35kmで命の危険を感じるほどの状態になったため、ただでさえ過酷なアクアラインで今回はサブ3は難しいかもしれません。
スタートして調子を見ながら、つくば1ヶ月前の42kmジョグとして走ることにしました。
レース当日
10月中旬になって急に雨が続いて涼しくなってきましたが、当日は晴れて気温も22℃まで上がる予報になりました。
朝晩は涼しいですが、スタートの10時には20℃以上になるため、今回も過去2回と同じくらい追い詰められると思ってかかったほうがよさそうです。
過去2回の辛かった点を考えると、坂のアップダウン、海の日差しの暑さ、高速道路の路面の硬さの3つです。坂はすぐには対策できませんが、今回は帽子をかぶり、シューズもクッション性のあるZoom Streakにして、過去の反省を活かしました。
駐車券も抽選に当たったので木更津のイオンに車を停めてスタート地点まで2km歩きます。風が強く、寒気混じりの北風なので寒かったですが、日差しは強く、昼には暑くなりそうなので北海道マラソンと同じ格好で向かいました。
木更津のイオンからスタート地点まで2km歩く。 |
スタート1時間前に整列。アクアラインはAブロックの幅が広いので前のほうに並ばないとペースが遅くなりそうで、前回は2時間59分台だったため30秒のスタートロスでも命取りになりそうだったためです。
今回もスタート前にチームおっさんの集合があったようですが、泣く泣く辞退してスタートを待ちました。
スタート地点に早めに整列。 |
スタートが近づくとオープニングセレモニーが始まり、招待選手の紹介がありましたが、今回は川内優輝さんは参加されないようです。千葉県のご当地キャラも集合していましたが、なぜか印旛沼のアカインバーはいませんでした。
千葉県内のご当地キャラ集合。 |
アクアラインマラソン2018のコースは概ね過去大会と同じ流れですが、細かいところで変更になっているところがあり、少し短くなったぶん35kmに折り返しが追加され調整しているようです。
前半は給水所が少なく、暑さも重なって毎回脱水気味になるので、今回はアクエリアスのパックを持っておきスタート直前に飲み干しました。
前半は給水所が少ないのでスタート直前に水分補給。 |
レース展開
0km~5km 20:16 (4:03/km)
1km 3:59
2km 4:06
3km 4:03
4km 4:06
5km 4:01
招待選手の後ろからスタート。ロスは2秒くらい。
病み上がりでどれくらいのペースが出せるかわからないので、4:15/kmを意識しつつも、楽に走れるペースに抑えることにしました。
スタート直後はハーフの選手が勢いよく飛び出していきますが、別の競技なので釣られないように抑えて最初の1kmは3:59/km。
アクアラインの難コースで、病み上がりなことを考えると早すぎるので、息が乱れない楽なペースに落としましたが、4:03/km前後で推移しており、この気温でキロ4ってこんなに楽だったっけと疑問に思いました。
5km~10km 20:55 (4:11/km)
6km 4:09
7km 4:10
8km 4:12
9km 4:14
10km 4:11
5kmを過ぎると海が近くなり向かい風が強くなってきます。帽子を反対にして、後半に備えて風に逆らわずペースを落としました。
8kmの給水所を過ぎるとアクアラインに入りますが、次は海ほたるの14km地点まで給水がないため、飲み過ぎなくらい十分に補給しておきます。
アクアラインの料金所を過ぎると、はっきり足の裏でわかるくらい路面が硬くなります。登りも始まって、今回はさらに向かい風も強く、ここで無理をすると後半に響くことがわかっているので、さらにペースを落としました。
目の前に東京湾が広がり、上空に寒気が入っているためか気温は暑いのに冬のように空気が澄んでおり、スカイツリーから富士山まで見渡せる絶景でした。
アクアラインに入ると横浜や富士山がよく見えた。 |
右側は東京の街並み。例年以上に空気が澄んでいる。 |
10km~15km 21:25 (4:17/km)
11km 4:14
12km 4:27
13km 4:14
14km 4:09
15km 4:21
海ほたるの手前からアクアブリッジの登りが始まり、高速道路なので勾配は緩く走ろうと思えば走れますが、ここでとばすと毎回後半に響くので、まだ頑張るところじゃないと自分に言い聞かせてペースを落としました。
登りを過ぎると今度は海ほたるへ急に下っていきます。2016はパーキングの手前側を折り返しましたが、今回は2014のように奥側を折り返し、毎回コースや給水所の場所が変わるので心の準備ができません。
次の給水所は再びアクアラインの終わる19km過ぎまでないので、ここでも入念に飲んでおきます。
アクアブリッジの登りを過ぎると海ほたるへ下る。 |
海ほたるを過ぎて、先ほどの坂を再び登ります。追い風に変わって後ろから押してくれるようになり、今度は楽に登れました。
15km~20km 20:25 (4:05/km)
16km 4:06
17km 4:05
18km 4:06
19km 4:03
20km 4:04
ペースを落として坂を登りきると料金所までは下り基調が続き、追い風も手伝って急に調子が上がってきました。足に負担を与えない程度にペースを上げていきます。
反対側にはランナーが少しずつ増えてきましたが、おっTを見つけるたびにナイスおっさんする余裕もありました。
例年はそろそろ路面が足に響いてくる頃ですが今回は調子が良く、アクアラインの風になる感覚を初めて感じました。
復路は下りと追い風も手伝って最高に気持ちよかった。 |
料金所を降りる直前で反対側にウォーリーとデビルマン発見。どちらもすれ違う直前に見つけたので写真を撮れませんでした。
19km地点の給水所でshotz投入。
20km~25km 20:30 (4:06/km)
21km 4:01
22km 4:04
23km 4:06
24km 4:10
25km 4:09
アクアラインの下りが終わってからも、向かい風が弱くなったためか、楽なペースで走っても下りのスピードからあまり落ちずに走れました。
例年はそろそろ辛くなってペースが落ち始める頃ですが、今回は過去2回よりもだいぶ体力に余裕があります。終盤の坂での失速に備えて30kmまでにタイムを稼いでおくことにしました。
ハーフのゴール直前では、今回もアウトレットの駐車場に入って両側を応援の人が作る道を抜けていきます。
応援の人が作る駐車場のコースを抜ける。 |
前回同様、今回も周りはハーフの人が多かったようで、ハーフとの分岐を過ぎるとまわりのランナーは1/3くらいに減りました。
中間点の通過は1時間27分26秒。後半の坂もペースを維持すればちょうど2時間55分を切れそうですが、公認コースではなく、どうせ切っても別大カテ2のエントリーには使えないため、3時間を切れればいいやと豆腐メンタルで後半を走ることにしました。
前回まではアウトレットの周りを走っていきましたが、今回は袖ヶ浦の田んぼを抜ける新コースで、田んぼの中では急に応援が減って、まわりのランナーも少なく、北海道の地方レースを走っているようでした。ハーフのゴールが近いこともあって、このあたりの人はみんなそっちへ応援に行きたいですよね。
袖ヶ浦駅前では新たにアンダーパスを抜け、短いですがさらにアップダウンが増えました。アンダーパスを登ると前回までのコースに合流し、そのまま内陸に向かって緩やかな登りが始まるため、余計に気になりました。
25km~30km 20:53 (4:11/km)
26km 4:12
27km 4:09
28km 4:12
29km 4:07
30km 4:13
袖ヶ浦の農村地帯を抜けていきます。
27kmの給水所で粉ヴァーム投入。
袖ヶ浦公園を過ぎて28km地点で、2014年はここでハンガーノックになり歩き始め、2016年もサブ3ペーサーに抜かされて着いていけなくなりましたが、今年はまだ体力に余裕があり、4:10/km前後で刻んでいけました。
29kmでコースが西向きになると再び向かい風を感じ始めます。
30kmで2本目のshotz投入。
30km~35km 21:08 (4:14/km)
31km 4:07
32km 4:11
33km 4:17
34km 4:24
35km 4:09
30kmを過ぎると周りで抜きつ抜かれつしていたランナーが軒並みペースを落とし始め、単独走になる区間が増えてきました。
32kmでアクア連絡道の側道に入ると再び急な登りが始まります。
ニセコの登りに比べれば大したことはありませんが、フルでは過去2回ともここから続く坂で足をやられているため、今回は登りでは息を乱さない程度にペースを落とします。
34kmまでのほたる野の坂も出せるペースを抑えて最後の坂に備えました。
登りを過ぎるといっきに下り、前回までは突き当たりのT字路を右折しましたが、今回は距離調整の折り返しで左折します。
35km~40km 21:31 (4:18/km)
36km 4:13
37km 4:17
38km 4:34
39km 4:12
40km 4:15
同じく風邪をひいていた別大では35kmで突然意識が朦朧としたため今回も警戒していましたが、無事に35kmを通過できました。
折り返しを過ぎてT字路に戻るとサブ3ペーサーとすれ違いました。前回はこのあたりでだいぶ先に行かれていましたが、今回はこちらが1〜2分先を走っているようです。
37kmまではフラットな区間に戻りますが、ほたる野の坂で疲れが溜まったようで4:15/kmまで落ちました。今回はギリギリ2時間59分台でいいと考えていて、ここまで来れば達成は確実ですが、少しでもタイムを縮めることを目標に変えました。
37kmから清見台の坂が始まります。コース中で最も勾配が急で、ここで無理をするとラスト4kmで失速しかねないので、高橋尚子さんがよく言っている「私は小猿」を意識しながら4:34/kmまで落として登っていきました。
坂を登りきって左折するとすぐに下りになり、あとは40km地点で内房線の跨線橋をわずかに登るだけです。
40km~42.195km 9:18 (4:14/km)
41km 4:18
42km 4:15
42.195km 0:45 (3:53/km)
ゴールまで残り2kmは海に近いフラットな道です。
もうタイムは気にせず、ラストを頑張る練習としてペースを上げていこうとします。今回は過去2回のようなハンガーノックにはなっていませんが、4:15/kmしか出せませんでした。
最後に視界が開けてゴールが見えてからは今回もペースを上げられて駆け込みました。
グロスタイム 2:56:24?
ネットタイム 2:56:22? (4:11/km)
前半ハーフ 1:27:26 (4:09/km)
後半ハーフ 1:28:56?(4:13/km)
※タイムは自己計測のため、後で完走証が届いて違ってたら修正します。
2時間56分台でゴール! |
レースを振り返って
過去2回はどちらもまともに走れず苦しいゴールとなった大会ですが、今回は最後までバテることなく走りきれました。
快晴で日差しが強く、さらに今回は風も強かったので過去2回より悪条件でしたが、コースベストを3分短縮できました。
今年の猛暑のおかげで夏に走り込んで暑さへの耐性がついたこと、北海道マラソン翌日の32km走でスタミナを鍛えられたこと、ニセコマラソンで坂への耐性をつけられたことが要因ではないかと思います。
過去2回はつくばや佐倉と比べると11分〜13分遅くなっていたので、楽観的に逆算すると今シーズンは2時間45分が狙えるかもしれません。
北海道、アクアラインと快走が続いた今、2年半止まっている自己ベストを動かすには千載一遇のチャンスだと思います。
今回の結果を励みに、秋のつくば、冬の別大に挑みたいです。
レース後
サブ3ペーサーに挨拶してからフィニッシャーエリアに移動します。
完走証発行機の調子が悪いようで後日送ると言われ、正確なゴールタイムがわかりませんでした。後で3時間05分頃には復旧してたと知ったので、少し待っていればよかったです。
無事にナガイモメダルゲット! |
快走できたときは無駄な筋肉を使わないためか、今回もほとんど筋肉痛にならず、駐車場まで普通に歩いて帰りました。
ゴール付近で応援してから歩いて帰る。 |
帰り道でカロリー補給。 |
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