出場の抱負
昨年は10月のアクアライン、11月のカッパハーフで調子を上げ、つくばで自己ベストを大幅更新できました。
今年も成功体験を繰り返すように日程を組み、アクアラインは2年に一度の開催なので、代わりに手頃なフルとして水戸黄門に初めてエントリーしました。
レース当日
曇りで20℃程度の予報となり、今年のかすマラとほぼ同じ気象条件になりました。
それならば今回も2時間45分くらいで走れるかもしれませんが、水戸のほうが細かいアップダウンと最後の激坂があり、10月ではまだ3:50/kmに耐えられる足もできていないので、今回は4:00/km程度のイーブンペースで最後まで楽に流して、フルの距離と厚底に慣れておくことにしました。
水戸駅から会場入り。 |
Aブロックの5列目くらいに整列。今回は記録を狙わないとはいえ、水戸黄門のAブロックはかなり広いようなので、あまり後ろに並ぶと練習としても遅すぎるペースになりそうと思いました。
先頭から5列目くらいに整列。 |
待っていると水戸黄門様が登場して、ヴェイパーフライを履いた水戸市長と話している不思議な光景が見られました。
水戸黄門様が登場。 |
夕方までは曇りの予報でしたが、スタート直前になると雨が降ってきました。
レース展開
0km~5km 19:46 (3:57/km)
1km 3:51
2km 3:53
3km 3:56
4km 4:08
5km 3:58
スタート直後は周りにつられ、2km前後は下り坂になるので設定ペースより早くなってしまいましたが、3kmからの登り坂を利用してペースを落としていきました。
スタートすると雨は止んで、少し太陽を感じて暑くなってきました。
5km~10km 19:47 (3:57/km)
6km 3:57
7km 4:00
8km 3:52
9km 4:05
10km 3:53
茨城県庁が近づくと道は広く走りやすくなり、再び雨が降ってきました。
7km過ぎを折り返して走っていると、反対車線から「ナイスおっさん!」
後に湾岸スキーヤーさんだったと知りましたが、発見が遅れてしまい、誰だかわからず遠ざかりながらナイスおっさん返しをしました。
10km~15km 19:52 (3:58/km)
11km 3:52
12km 4:02
13km 4:01
14km 3:55
15km 4:02
10kmを過ぎると、かすマラ10km~20kmのような茨城県郊外の農村風景が続きます。
小雨のおかげでそれほど暑くは感じず、淡々と刻んでいきました。
15km~20km 19:54 (3:59/km)
16km 3:56
17km 4:00
18km 3:59
19km 3:57
20km 4:02
小刻みなアップダウンを繰り返しながら進んでいきます。
以前出場したコーチから、最後の坂だけでなく、中盤までの坂も足を使いすぎないように気を付けたほうがいいと言われていましたが、4:00/kmを意識して、いちいち登り坂に反応してしまったように思います。
18km過ぎで常磐道を越える橋があり、高低図には出てきませんが、多少のアップダウンがありました。
20km~25km 19:56 (3:59/km)
21km 4:00
22km 3:51
23km 4:00
24km 4:03
25km 4:02
20km過ぎの内原跨線橋で常磐線を越え、橋を下ると、登りの体力を回復する間もなくすぐ折り返して再び跨線橋を登ります。
アクアラインほどのアップダウンではありませんが、アクアブリッジを登って下りたらすぐ海ほたるで折り返すコースのミニチュア版、と言うとイメージしやすいと思います。
ここまで集中して走っていたら特に疲れもなく、ジェルの補給を完全に忘れていたので、23kmの給水所で慌てて補給。
普段は15km前後で摂っていますが、今回は練習なので、普段と違うタイミングで補給して体の反応を確かめるにはよかったかもしれません。
25km~30km 20:02 (4:00/km)
26km 3:57
27km 4:08
28km 3:56
29km 4:00
30km 4:01
これまでズームフライで走った別大やかすマラは25km過ぎから急に体力がなくなったため今回も警戒していましたが、4:00/kmに抑えているためか25kmを過ぎても特に異変はなく、ほぼイーブンペースで刻んでいきました。
30km~35km 19:56 (3:59/km)
31km 4:03
32km 4:02
33km 3:50
34km 3:56
35km 4:04
30km過ぎに標高差20mのアップダウンがあるので警戒していましたが、下りのペースアップで穴埋めできたようで、思ったよりラップは落ちませんでした。
32kmから千波湖に向けて下り、偕楽園公園に入りますが、未舗装路になりズームフライでは思ったより走りにくく、ペースを無理に維持しようとすると体力を消耗するような感じでした。
33km過ぎから千波湖の周回に入りますが、コースの内側はランナー用のウレタン舗装、外側は自転車用のアスファルト舗装でした。
ウレタン舗装は足には優しいですが、反発が少ないためペースを維持しようとすると疲れてしまいます。どちらをメインに走るか決めかねて、ウレタンとアスファルトを交互に切り替えながら走っていきました。
35km~40km 20:38 (4:08/km)
36km 3:58
37km 4:06
38km 4:05
39km 4:12
40km 4:16
36km過ぎを折り返して千波湖を戻っていくと、急に疲れを感じてきて失速しました。
4:00/kmに抑えていれば最後まで余裕と思っていましたが、ウレタン舗装で無理にペースを維持したせいで、ここまでの細かいアップダウンで蓄積していた疲れが表面化してきたのかもしれません。
しかし、このガス欠状態を経験しておいたことで体が慣れて、つくばでプラスに働くと考えるようにしました。
38km過ぎから緩やかな登りが始まりますが、普段ならどうということのない程度の勾配でも、今の体力ではキツく感じ、ついに4:10/kmを越えてしまいましたが、35km地点で40秒ほど貯金があったので、ここで少し使っても最後の登り坂に貯金を残しておけるはずです。
39kmから梅香トンネルに入ると、ボランティアから大声の応援がトンネルの壁に反響する中を走ります。
トンネルを抜けると急に雨は止んで空は晴れていました。
40km~42.195km 9:18 (4:14/km)
41km 4:13
42km 4:22
42.195km 0:43 (3:40/km)
40km通過は2時間39分54秒。
キロ4分からは6秒しか貯金がなく、もう少し貯金があると思っていましたが、37kmからの失速で使い切ってしまったようです。今の失速状況では残りがフラットでも2.195kmに10分かかりそうで、最後の坂を考えると11分は欲しいところでした。
41km地点を過ぎると最後の登り坂が始まります。以前出た人の話では、周りのランナーがみんな「ふざけるな」と怒っていたとのこと。
ラストを走る体力を奪われないようにペースを落として登ったのに、ただでさえ少なかった残りの体力がこの坂で全て吸い取られてしまったような感覚でした。
坂を過ぎて疲れが抜けないままゴールを目指して走っていると、沿道の応援から「あと400mだよ!」と聞こえてきました。時計を確認すると、2時間50分を切るには残り1分30秒しかありません。
400mで90秒を切るには3:45/kmが必要ですが、応援の距離が正確とは限らないので、もし400mではなく450mあったらアウトです。そんなことを悩んで後悔するくらいなら振り絞ろうと思って、最後の直線でスパートをかけます。
しかし、坂で思ったより体力を奪われており、スパートをかけるのが早かったようで、ゴールが思ったよりも遠く、残念ながら10秒くらい及びませんでした。
…と思ってゴール後に無念の気持ちで時計を見ると、2時間49分台??
どうやら残り400mで時計を見たときに1分読み間違えていたようです。48秒も余っていたならナイスおっさんポーズでゴールすればよかった。
ネットタイム 2:49:09 (4:01/km)
前半ハーフ 1:23:43 (3:58/km)
後半ハーフ 1:25:26 (4:03/km)
おっスリー(おっさんノースリーブで023回目のサブスリー) |
レースを振り返って
つくば前の距離走として余裕を持って4:00/kmで走るつもりで、設定どおりのペースでゴールできましたが、思ったよりも余力がなく、同じような気象条件だったかすみがうらより4分以上遅く走っているのに今回のほうがキツかったです。
しかし、10月としては2時間50分を切れたのは初めてで、アクアラインほどではないとはいえアップダウンもあるコースなので、今回苦しんだ分は来月のつくばで活きてくると思います。
実際、昨年も11月下旬に涼しくなると急にペースの余裕度が増えてきたので、今年もつくばでの快走を信じて残り4週間の調整をしていきます。
三の丸のゴール。 |
今回の装備
- シューズ: Nike Zoom Fly Flyknit
- サングラス: Oakley Custom Flak Jacket - Ice Iridium
- 時計: GARMIN ForeAthlete 935
- shotz 2本
- スーパーヴァーム パウダー 2本
- スパイベルト
- iPhone 8
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