旅ランとマラソン日記: 北海道マラソン2019

毎年恒例、真夏のフルマラソン。秋の成長につなげるために今年も出場しました。

出場の抱負

北海道マラソンは2015年以降5年連続5回目の出場になります。

暑さが苦手なので記録を狙えるレースではありませんが、唯一真夏に開催されるフルマラソンなので、これを完走するために夏に走りこむと秋のレースで快調に走れるようになるため、今年も出場しました。

今年の別大は20℃近い季節外れの暑さになりましたが、それでも2時間43分台の自己ベストを出せたので、道マラは多少暑くなっても2時間50分を切れるかもしれないと期待していましたが…。

直前のコンディション

10日前のトラック練習で4:15から3:30までのビルドアップを好調でこなせたので、道マラでのコースベスト更新に期待が高まりました。

しかし、直前になって虫歯になったのか、急に歯の奥が痛くなって、衝撃を受けると痛みでまともに走れなくなったので、歯医者さんに駆け込みました。

レントゲンで見てもらうと、15年前に被せ物の奥に封印したはずの虫歯が甦って悪さをしているとのこと。とりあえず応急処置をしてもらい、抗生物質と痛み止めを処方してもらいました。

これを飲んでフルマラソンを走っても大丈夫か聞いてみると、やめたほうがよいが、もし走るなら自己判断で、とのことだったので、とりあえず札幌に向かうことにしました。

金曜に薬を飲んでから試しに10km走ってみたら、やはり普段とは違う気持ち悪さになりました。

2018年の別大でも風邪薬を飲んで走ったら35kmで経験したことのないような脱力状態になったので、今回も同じ目に合わないように抑えて走ります。

レース前日

今年も前日の土曜に飛行機で札幌入り。大通公園で前日受付をします。

空路で1年ぶりの北海道へ。

札幌に着いたら大通公園で前日受付。

会場で道マラオリジナルのランシャツが売っていたのでつい買ってしまいました。大会参加賞や記念Ｔシャツは厚手の素材が多いので、薄手のレース仕様は珍しく、実用できそうです。

変なランシャツ買ってしまった。令和8月25日？

夕食は中島公園通のロータでカツスパゲティー大盛。これを食べた2016年と2018年はサブ3で走れたので、今回もサブ3くらいなら問題ないでしょう。

カツスパゲティー大盛を食べれば悪くてもサブ3。

レース当日

午前中の予報は雨で気温も20℃と、過去最高に走りやすい気象条件になりました。ただし風も強い予報なので後半の新川通は遮るものがなく難所になるかもしれません。

こんな日に万全の体調で走れないのが悔やまれますが、気象条件のプラスで2時間50分くらいなら走れるか、スタートしてから様子を見ることにしました。

朝食をとってから、小雨の降る中を大通公園のスタート会場へ。

今年は初めて雨の道マラ。

持ちタイムが2時間45分を切ったのでもしかしたら今年はＡブロックかも…と期待しましたが、今年もＢブロックでした。やはり2時間40分以内と思われますが、来年こそはＡからスタートしたいものです。

なんだか今年はＡブロックの人数が例年より多く感じ、厚底率も高かったので、シューズの力で40分を切れるようになった人が多いのかもしれません。

気温は18℃と低いですが、整列していると晴れてきて雲の間から陽が当たると暑く感じました。たとえ雨の予報だろうが結局晴れて暑くなるのが道マラのようです。

雨が降っていようがスタート時間になると晴れてくるのが道マラ。

北海道マラソンは例年通りのコースで、札幌中心部の大通公園をスタートして南を10km往復してから北西方面を32km往復します。

なお、ルートラボがサービスを終了するようなので、今回からコース案内をGoogle Mapsに変えてみました。

レース展開

0km～5km　20:07　（4:01/km）

1km 4:02
2km 3:58
3km 3:53
4km 4:04
5km 4:10

例年と違ってＢブロックの整列がうまく機能しておらず、前方に2時間50分台や3時間00分台のランナーが多かったため、最初は混雑してキロ4分前後でスタートしました。

2kmを過ぎて空いてきたので普段のレースペースに戻して3:53。

前半はこんな程度のペースで流そうと思いつつ、3km過ぎから登り坂になるので少しペースを落とします。

天気は曇りと晴れを繰り返していますが、陽が当たると暑く、例年は帽子をかぶっていますが、今年は風が強い予報で、日差しを受けることもなさそうなので、風の影響を受けないように帽子を置いてきましたやはり帽子をかぶってくればよかったかなと思いました。

5km～10km　19:53　（3:59/km）

6km 4:00
7km 3:52
8km 4:03
9km 3:54
10km 4:05

5kmで登りは終わり下り基調になるのでペースを戻そうとしますが、薬の影響か、気温の割にうまくスピードに乗れません。

8kmで豊平川を渡りますが、西からの向かい風に遮られます。川を渡ると創成川アンダーパスのトンネルに入るので風を受けないと思いましたが、今度は蒸し暑く、どうやら気温というよりも湿度の高い年はトンネル内は不快になるようです。

10km～15km　20:13　（4:03/km）

11km 4:05
12km 3:54
13km 4:05
14km 4:04
15km 4:06

10km通過タイムはちょうど40分。2時間50分を切るにはもう少しペースを上げて余裕を持ちたいところです。

例年、10km～15kmの区間はペースが落ちがちなので意識して上げようとしますが、やはり気温の割にキロ4分の余裕度が少なく、少し気を抜くとキロ4分を超えてくるようになりました。

15km～20km　20:36　（4:07/km）

16km 4:06
17km 4:11
18km 4:11
19km 4:08
20km 4:00

天気は晴れたかと思えば突然雨が降ってきたり安定しません。

昨年は15kmあたりから体調が回復してきましたが、今年はその兆しがありません。2017年も最初はサブ3ペースで入りつつ15kmで脱落しました。今年は2時間50分を狙えるペースで来ていますが、ここで頑張ってペースを戻せるかが分かれ道になりそうです。

しかし体調は戻らず、とりあえず今出せるペースで走っていくことにしてペースを落として走っていると、タマ吉さんが追い付いてきました。せっかくなので20kmは同時に通過することにして少しペースを戻してついていきます。

20km～25km　21:18　（4:16/km）

21km 4:07
22km 4:14
23km 4:16
24km 4:22
25km 4:19

ハーフ通過は1時間25分22秒。2時間50分を切るには後半を1時間24分で走る必要があり、普段なら問題のないペースですが、どうやら今日はここまでのようなので、タマ吉さんに先に行ってもらって後半はロングジョグの練習に切り替えました。

新川通は予報どおり北西からの向かい風になりましたが、風速は予報ほど強くはなく、昨年と同じくらいの向かい風でした。

雪国のためか舗装の轍が本州よりも深く、そこに水たまりができていると足が浮くような感じで走りにくかったので、車線の真ん中あたりを選んで走っていきました。

25km～30km　21:04　（4:13/km）

26km 4:14
27km 4:10
28km 4:14
29km 4:13
30km 4:13

26kmで折り返すと追い風になり、少しペースは上がりますが、大きくは戻りません。

新川通の直線コースを淡々と刻んでいきました。

30km～35km　21:15　（4:15/km）

31km 4:11
32km 4:16
33km 4:17
34km 4:13
35km 4:19

32kmで新川通が終わり、市街地に戻ってきます。

ウェアのおかげで「北海道頑張れ！」「北海道マラソン頑張れ！」と応援してもらえました。

ペースは戻せませんが、せっかくなので厚底に慣れる練習として前傾フォアフットのフォームを意識しながら走り、次につなげていくことにしました。

35km～40km　21:30　（4:18/km）

36km 4:15
37km 4:19
38km 4:21
39km 4:16
40km 4:20

別大で薬を飲んで走り35kmで大失速したトラウマがあるため、今回も35kmでの大失速が怖く、楽なペースに抑えて残りを走っていきます。

そのおかげか、薬の気持ち悪さはありますが、普段ズームフライで走ると30km以降で感じるようなスタミナ切れは今回は来ませんでした。

40km～42.195km　9:01　（4:06/km）

41km 4:05
42km 4:14
42.195km 0:42　（3:35/km）

40kmの通過タイムは2時間46分。残り2.195kmは遅くても10分あれば走れますが、少し頑張って9分に戻せば2時間55分は切れそうです。

残り2kmは時計なんか見ないで前を見て走ろうと思い、残りの力を振り絞っていきます。

大通公園に戻ってゴールの時計が見えると、2時間54分台が終わりそうになっていたので懸命にスパートしましたが、グロス54分台にはあと5秒届かず、やはり時計を見てもう少し早くスパートしておけばよかったです。

ネットタイム　2:54:57　（4:09/km）
前半ハーフ　1:25:22　（4:03/km）
後半ハーフ　1:29:35　（4:15/km）

レースを振り返って

道マラとしては記録を狙いやすい絶好のコンディションとなり、コースベストは更新しましたが、目標の2時間50分には遠く及びませんでした。

今年は別大・佐倉・かすみがうらと20℃近い気温のレースも含めて2時間40分台を連発できていたので、今回も2時間50分くらいなら余裕だろうと侮っていましたが、この時期は普段の練習でレースペース走ができないので、キロ3分台に耐えられる足ができていなかったのかもしれません。

道マラで2時間50分を切れれば秋のレースは10分は早くなるので2時間40分が射程圏内になる…と思っていましたが、それほど甘くありませんでした。

とはいえ、2年前も今回のようにバテて後半はジョグでしたが、その時は3時間08分で、今回は2時間55分なので、底力は上がっているはず。道マラとつくばのタイムを比べると、昨年は13分早くなり、年によっては20分以上早くなることもあるため、悲観しすぎず、秋のレースに向けて調整していきたいです。